ロケッツ

指揮官サイラスを高く評価「彼は常に堅実で誠実なコーチだ」

2020-21シーズン中にジェームズ・ハーデンを失って以降、ロケッツは同シーズン、そして翌2021-22シーズンと2シーズン続けてリーグ最下位に終わっている。現在、指揮官スティーブン・サイラスの下でチームは再建中だが、かつてロケッツに在籍したパトリック・ベバリーは古巣に対して適切なステップを踏んでいると期待を語った。

現在34歳のベバリーは、2012-13シーズンから5シーズンに渡ってロケッツに在籍した。その後はクリッパーズに4シーズン、昨シーズンはティンバーウルブズに在籍し、今オフにルディ・ゴベアのトレードに絡んでジャズに移籍した。

ベバリーは今回、開催5年目となるユース世代を代表としたバスケットボールキャンプ『Camp Lockdown』をヒューストン近郊で実施した際に、地元メディア『Fox 26 Houston』の取材で、ヒューストンへの愛着をこう語った。「ヒューストンは故郷だ。子供たちや僕の家族はここで暮らしている。自分がどこの出身なのかは、決して忘れてはいけない」

ベバリーが在籍していた当時、ロケッツはプレーオフ出場を続ける強豪だった。しかし、サイラスが指揮官に就任して以降、若手中心となったロケッツは、直近2シーズンを17勝55敗、20勝62敗で終えている。それでも、ベバリーは「彼が好きだ」と、サイラスの指導力を高く評価している。「彼は常に堅実であり、誠実なコーチで、とても詳しくプロフェッショナルな人物だ。彼が全力を尽くしているのは分かっている。ただ、西カンファレンスで力をつけている途中の若いチームは、タフな状況に置かれるものさ。でも、彼らは正しい方向に進んでいるし、サイラスはあきらめていない。彼らはとてもハードでスピードがある良いバスケットをプレーしている」

プレーオフの経験が豊富で百戦錬磨のベテランであるベバリーもお墨付きを与えるサイラスの下、2年目ジェイレン・グリーンを軸にした若きロケッツがどこまでステップアップできるのか楽しみだ。