スパイク・リー

原作はオバマ元アメリカ大統領もバスケファンにこの夏読むべき本と推薦

熱狂的なニックスファンとしても有名な映画監督兼プロデューサーのスパイク・リーが、ニックスを題材にした映画を手がけることが分かった。地元紙『ニューヨーク・デイリーニュース』のステファン・ボンディ記者が伝えているもので、1990年代のニックスについて綴ったクリス・ヘリングの著書『Blood in the Garden』が原作となる。なお、公開時期などの詳細は明らかになっていない。

ちなみに、この本についてはバラク・オバマ元アメリカ大統領が自身の公式Twitterに投稿した『2022年夏に読むべき本のリスト』の中で、バスケットボールファン向けとして紹介している。

1990年代のニックスといえば、殿堂入りセンターのパトリック・ユーイングを中心にジョン・スタークス、チャールズ・オークリー、アンソニー・メイソンといった闘志を全面に押し出し、チーム全員がハードワークを貫いて泥臭く守り勝つスタイルのチームだった。堅守を武器にイースタンカンファレンスを代表する強豪であり続け、レジー・ミラー率いるペイサーズ、91-92シーズンから4年間ニックスを率いていた名将パット・ライリーが移籍したヒートとのライバル関係は当時のバスケットボールファンを熱狂させた。

マイケル・ジョーダンを軸としたブルズと違い、ニックスは何度も上位進出こそ果たすが最終的にはチャンピオンに届かなかった。しかし、人間味溢れる個性豊かなメンバーたちが集い、間違いなくあの時代のNBAを象徴するチームの1つであった。果たしてどんな作品になるのか、特に当時を知るファンにとっては待ちきれない。