アンドリュー・ウィギンズ

ウィギンズとの契約は2022-23シーズンまで

ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズは、今シーズン自身初のオールスターに選出され、プレーオフでも日に日に評価を高めている。

セルティックスとのNBAファイナルでも、第5戦までに平均18.4得点、9.4リバウンドを記録するだけでなく、相手エースのジェイソン・テイタムを堅いディフェンスで封じる役割をこなしている。そんなウィギンズに対して、ウォリアーズはシーズン終了後に延長契約を打診する可能性があると噂されている。

ウィギンズとの契約は2022-23シーズンまでで、このままウォリアーズと延長契約を結ばなければ、2023年の夏にフリーエージェントになる。ティンバーウルブズからのトレード直後こそチームにフィットするか疑問視されたが、今ではチームに欠かせない2ウェイ型のウィングという立ち位置を確固たるものにした。

攻守両面、そしてリバウンドなどでの貢献度を考えれば、好条件での長期契約に見合う選手とも言える。『ESPN』によればウォリアーズ球団社長のボブ・マイヤーズは、今夏にウィギンズと彼の代理人と延長契約について話し合う予定だという。

ウォリアーズは昨年、ステフィン・カリーと新たに総額2億ドル(約266億円)超えの4年契約を結んだばかりで、同じく黄金期を支えるクレイ・トンプソンとは2023-24シーズンまで、ドレイモンド・グリーンとも2023-24シーズンまでの契約(2023-24シーズンはプレーヤーオプション)を残している。

ウィギンズと複数年契約、そして今シーズン急成長を遂げたジョーダン・プールとも延長契約を結ぶようになれば、今後の補強に影響を及ぼすのは必至だ。しかし、ケビン・デュラントが退団した2019年から時間をかけて作り上げ、再び優勝が可能な今のチームを解体するのは惜しい。

球団が高額なラグジュアリータックスを支払ってでも勝てる体制を維持するのかどうかを含め、ウィギンズとの話し合いに注目が集まる。