田中成也

「個人としてはB1という舞台に2度目の挑戦です!」

仙台89ERSは今日、期限付き移籍契約を結んでいた田中成也が、広島ドラゴンフライズから仙台に完全移籍したことを発表した。

この夏に31歳になる田中は、186cm80kgのシューティングガード。明治大を卒業後、NBL時代の広島に入団し、生え抜き選手として2014年から2021年までの7シーズンを同球団でプレーした。加入当初から主力としてチームを支え、2019-20シーズンにはクラブのB1昇格にも大きく貢献。翌2020-21シーズンは田中自身も初となるB1の舞台で戦い、今シーズンは期限付きで仙台に移籍して再びB2の舞台で活躍した。今シーズンは出場した43試合中38試合で先発を務め、平均プレータイム19.7分で4.3得点、1.5リバウンドを記録し、持ち前の激しいディフェンスと得意の3ポイントシュートで仙台のB1昇格に貢献した。

田中はクラブを通じて「個人としてはB1という舞台に2度目の挑戦です! 厳しい闘いになりますが、僕自身ナイナーズのアイデンティティーをしっかりと表現し、また皆様と勝つ喜びを共有するためにハードワークして参りますので、来シーズンもよろしくお願いします!」とコメントを発表している。

また、広島の岡崎修司GMは、完全にチームを離れることになった田中へ次のコメントを送っている。「広島のクラブの立ち上げより在籍し、広島の苦しい時期からB1昇格までの歴史を作った功労者であるため、完全に広島から離れていくことに、多くの方が寂しい思いを持っていることと思います。クラブとして田中選手のこれまでの貢献に感謝するとともに、今後のご活躍を心より祈念しています」