超ロング3ポイントシュートのプールを称賛「落ち着いてやれていた」
現地6月5日に行われたNBAファイナル、セルティックスvsウォリアーズの第2戦は、第3クォーターを35-14と圧倒したウォリアーズが107-88で勝利した。
ホームでの第1戦は、第4クォーターに逆転されて敗れたウォリアーズだったが、この日は試合開始から高いインテンシティを持って集中しきっていた。プレーオフを通して違いを作ってきた第3クォーターには、ステフィン・カリーが14得点、不調が続いていたジョーダン・プールもクォーター残り30秒を切って立て続けに3ポイントシュートを成功させて勝利に貢献した。
カリーは、コート中央のロゴより手前からの超ロング3ポイントシュートを決めたプールについて「いつも各クォーターの締め方や、どうやって良い流れを次のクォーターに維持させるかについてはみんなで話し合っている。あのシュートで観客も乗って、素晴らしい第3クォーターを最高の形で締めくくれた」と語った。
「彼はこれまでよりも少しだけアグレッシブで、今までよりも落ち着いてやれていたと思う。試合序盤から彼本来のプレーができていたわけではないけど、それから突風のようなプレーを決めた。第3クォーター残り2分を切ってから2本の3ポイントシュートを決めて、それからもリズムを維持しようとしていた。彼にはそれができる。ウチは、練習、シュートアラウンドの最後にハーフコートシュートの対決をしているんだ。試合で決めたらカウントするようにしているから、彼は今日の試合でリードを奪ったよ」
ウォリアーズは、カリーが12本中5本の3ポイントシュートを含む29得点、プールがベンチから9本中5本の3ポイントシュートを含む17得点、ケボン・ルーニーが12得点7リバウンド、クレイ・トンプソンとアンドリュー・ウィギンズがそれぞれ11得点を記録した。
敗れたセルティックスは、第1戦でチーム最多得点を記録したアル・ホーフォードが1本も3ポイントシュートを放てず、マーカス・スマートも3本放った3ポイントシュートを1本も決められず2得点に終わった。カリーは、第2戦でのディフェンスについて「試合開始から集中していた」と語った。
「第1戦の前半にマーカス、アル・ホーフォード、デリック・ホワイトが打った4、5本のシュートは、ウチの誰も競っていない状態でリリースされたものだった。彼らも自分達と同じようにプロ。ウチも同じ状況でシュートを打てていたら、試合終了まで良い流れを保てるし、もっと打とうとする」
「だから、第1クォーターから集中して、高いインテンシティを持ってやらないといけなかった。もちろん、ジェイレン(ブラウン)とジェイソン(テイタム)は素晴らしい選手で、彼らをカバーするのは大変。ただ、アルの前に身体を入れ続けて、マーカスを選手が密集しているエリアに押し込めたポゼッションもあって、それが効果的だった。彼らはすぐに勢いに乗れる選手だから、これからの試合でも同じように封じ込めないといけない」