無得点に終わるも、シュートを狙う意識は向上
現地5月24日、町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティクスがアトランタ・ドリームと対戦した。
第1クォーター残り1分35秒、出番が訪れた町田はピック&ロールからズレを作ったが、相手の素早いローテションによりオフェンス優位な状況を作れない。ショットクロックわずかなところでパスを受けた町田は迷わずに3ポイントシュートを放ったがこれは決まらなかった。
直後のディフェンスではスイッチのコミュニケーションミスによりマークマンを離してしまい、3ポイントシュートを射抜かれてしまう。それでも、積極的な攻撃参加を見せる町田は続くポゼッションで1on1を選択。3ポイントシュートを捨てられアンダーで守る相手に対し、スピードで勝負を挑んだが、流れながらのシュートをブロックされた。
第3クォーター終盤に再び出番が回ってきた町田はペイントアタックから、冷静に走り込んでくる味方のキャッチ&シュートをアシスト。直後にはトランジションからアウトナンバーを作り、ゴール下に走り込む味方へピンポイントパスを送り、速攻をアシストした。第3クォーターのラストポゼッションを託されると、残り4秒から仕掛け、スピードのミスマッチを突いてドライブしたが、相手の好守備に阻まれ得点とはならなかった。
最終クォーターもコートに立った町田はペイントアタックからのキックアウトや的確なパスでシュートチャンスを演出した。チームは終始ディフェンスが機能し、70-50で勝利を収めた。
町田は14分間の出場で3アシスト2スティールを記録。ターンオーバーもゼロに抑えたが、2投放ったシュートはいずれも成功できず3試合連続で無得点に終わった。また、この試合では審判のコールにも苦しめられ、過去最多となる4つのファウルを犯した。フィールドゴールの試投がなかった前の試合に比べ、積極的に得点にかかわろうとする姿勢が見られた。このシュートに当たりが来れば、持ち味のアシストの威力は増すはずだ。