何度もシュートチャンスを作り出し、4アシスト以上の存在感
現地5月10日、町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティックスがホームでラスベガス・エイセズと対戦。
ナターシャ・クラウドが欠場となったことで、町田が先発に抜擢された。町田はドライブからのキックアウトで先取点となる3ポイントシュートをアシストすると、直後には自身のマークマンがオーバーヘルプした隙にミドルジャンパーを沈めた。その後、決まりはしなかったが、相手がアンダーで守った際にディープスリーを放つなど、積極的にゴールを狙った。
チームはシュートが決まらず、第1クォーターで13点のビハインドを背負い、そのまま後半を迎えた。すると、ここからミスティクスの逆襲が始まった。前半は精度を欠いたシュートが決まり始めると、町田がボールをプッシュし、アップテンポなトランジションバスケも機能した。中盤には町田が初となる3ポイントシュートを沈めて2点差に迫ると、直後のオフェンスでは町田のプッシュから2対1の状況を作り、イージーな速攻が決まって同点に追いついた。
その後もディフェンスが機能したミスティクスはこのクォーターを24-7として逆転。勢いに乗ったチームは第4クォーター開始3分半で14-4と走り2桁のリードを得ると、町田がしっかりとゲームを締めて89-76で勝利した。
町田は29分間の出場で1本の3ポイントシュート成功を含む、フィールドゴール8本中4本を成功させて9得点を記録しつつ、ターンオーバーを1に抑えた。また4アシストも記録したが、何度もフリーな状況を作り出しており、シュート精度が高ければさらにその数字を伸ばしていた。
チームは開幕から負けなしの3連勝で首位に立っている。