「リーグで最高のシックスマンになりたいと思っていた」
ヒートのタイラー・ヒーローが、2021-22シーズンのシックスマン賞を受賞した。
ヒートの選手がシックスマン賞を受賞するのは、ヒーローが初めてとなる。2019年のドラフト全体13位でヒートに加入したヒーローは、ルーキーシーズン序盤からローテーション入りを果たし、キャリア1年目のプレーオフでは主力の一人として活躍した。
キャリア3年目の今シーズンは出場した66試合中56試合でベンチから出場し、平均プレータイム32.6分でキャリアハイとなる20.7得点、5.0リバウンド、4.0アシストを記録し、ヒートの東カンファレンス優勝に貢献した。またヒーローは、リーグが記録を取るようになった1970-71シーズン以降、ベンチから50試合以上に出場して平均20得点以上を記録した史上5人目の選手となった。
投票は世界中のメディア関係者100名によって行われ、それぞれ1位から3位まで投票でき、1位票が5ポイント、2位票が3ポイント、3位票は1ポイントとなっている。その結果、ヒーローは100票中96票の1位票を獲得し、トータル488ポイントで受賞した。2位はキャバリアーズのケビン・ラブで214ポイント(1位票3)、3位はサンズのキャメロン・ジョンソンが128ポイント(1位票1)となった。
ヒーローは「僕はシックスマンの役割を受け入れて、リーグで最高のシックスマンになりたいと思っていた」とコメントした。また、「シックスマン賞と言えば、ルー・ウィリアムズかジャマール・クロフォードだ。彼らが僕たちの道を切り開いてくれたんだ」と、先輩たちへの敬意も語った。
シックスマン賞投票結果
1位 タイラー・ヒーロー(ヒート/ 488ポイント)
2位 ケビン・ラブ(キャバリアーズ/ 214ポイント)
3位 キャメロン・ジョンソン(サンズ/ 128ポイント)
4位 ジョーダン・クラークソン(ジャズ/ 27ポイント)
5位 ルーク・ケナード(クリッパーズ/ 12ポイント)
6位 ボグダン・ボグダノビッチ(ホークス/ 10ポイント)
7位 ケリー・ウーブレイJr.(ホーネッツ/ 9ポイント)
8位 デアンソニー・メルトン(グリズリーズ/ 4ポイント)
9位 モントレズ・ハレル(ホーネッツ/ 3ポイント)
10位 イマニュエル・クイックリー(ニックス/ 2ポイント)
11位 ブランドン・クラーク(グリズリーズ/ 1ポイント)
11位 タイアス・ジョーンズ(グリズリーズ/ 1ポイント)
11位 マキシ・クレーバー(マーベリックス/ 1ポイント)