「ネクストマンアップの精神でプレーしている」
現地5月2日に行われたプレーオフカンファレンスセミファイナル、セブンティシクサーズvsヒートの第1戦は、タイラー・ヒーローがベンチから25得点、バム・アデバヨが24得点12リバウンドを記録し、ヒートが106-92で勝利した。
ヒートはPJ・タッカーをジェームズ・ハーデンにマッチアップさせてシクサーズのオフェンスを封じようと試みた。この作戦が序盤は機能してリードを広げたものの、第2クォーター終盤にシクサーズに15-4の猛攻を許してしまい、50-51で前半を折り返した。
後半開始からリードチェンジを繰り返した展開に変化が生じたのはアデバヨのダンクでヒートが62-61としてから。10-0のランで点差を広げると、徐々にリズムをつかみ始めたヒートは、第4クォーター序盤にもアデバヨとヒーローを中心に13-2の猛攻で98-77にまでリードを拡大して勝負を決めた。
6本中4本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール17本中9本を成功させたヒーローは試合後のインタビューで「試合に集中できていた」と語った。「ネクストマンアップ(誰かが不調やケガでも次に出てくる選手がいるというチーム哲学)の精神でプレーしている。今日はカイル(ラウリー)が出られなかったけど、オフェンスを機能させる方法を見つけられたし、他の選手もディフェンスでステップアップした。このままいきたい」
アデバヨは「彼はリーグのトップスコアラーの仲間入りを果たした。簡単にプレーしているように見えてしまう」と、ヒーローを称えた。
敗れたシクサーズは、トバイアス・ハリスが27得点、ハーデンが16得点9リバウンド5アシストだった。ハーデンは「良い形でシュートは打てたけど決まらなかった。前のシリーズと同様に、ターンオーバーに気をつけないといけない。そこの部分をコントロールできれば、第2戦では今日より良いプレーができる」と答えた。
「1試合が終わっただけ。シリーズの流れはすぐに変えられる。修正して、試合をコントロールできるようになれば、良い結果もついてくる。ウチは自分たちの力に自信がある。明日のミーティングが楽しみ。どこを改善できるかを把握して、第2戦への準備を進める」
第2戦は、現地4日に行われる。