ヤニス・アデトクンボ

「ウチのベストスコアラーの一人がいなから、守備に力を入れないといけない」

現地5月1日に行われたプレーオフカンファレンスセミファイナル、バックスvsセルティックスの第1戦は、ヤニス・アデトクンボが24得点13リバウンド12アシストのトリプル・ダブル、ドリュー・ホリデーが25得点9リバウンド5アシスト3スティールの活躍でチームを引っ張り、バックスが101-89で勝利した。

ファーストラウンドの第3戦から膝の負傷で離脱しているクリス・ミドルトンは、今シリーズも欠場が濃厚と見られている中、ホームコートアドバンテージを持たないバックスが敵地でシリーズ初戦をモノにした。

バックスは、アデトクンボが第2クォーターに一人で8得点を記録して2桁リードで前半を折り返すと、後半も試合をコントロールし続けた。プレーオフで自身2度目のトリプル・ダブルをマークしたアデトクンボは、第4クォーターに自らドライブを仕掛け、セルティックスの選手に囲まれるも、ユーロステップからボールをバックボードに当ててバウンドしたボールを自らキャッチしてダンクフィニッシュする『セルフアリウープ』を決めた。このプレーについて試合後の会見で聞かれたアデトクンボは「直感に従った」と振り返った。

「あの時は、『やばい、このままだと道が塞がれてしまう』と思った。それでバックボードにボールを当てた。幸運にも神様のおかげで高く跳躍する力を与えてもらえて、プレーをフィニッシュさせることができた」

このプレーに関しては、チームメートのホリデーも「自分には真似できない。彼は素晴らしいニックネーム(グリーク・フリーク)を持っているよね」と称賛した。

アデトクンボは、ミドルトン不在の影響について聞かれ「ディフェンスしないと勝てないということ」と答えている。「ウチのベストスコアラーの一人がいないのだから、守備に力を入れないといけない。オフェンスはどうにかなる。オフェンスはドリュー、グレイソン(アレン)、ボビー(ポーティス)、自分、ブルック(ロペス)らで何とかできる。でも、勝つためにはディフェンスしないといけない。守備をしなかったら勝てる可能性もなくなる。(ブルズとのファーストラウンド)第2戦以降は、チームとして守備にプライドを持って取り組んでいるんだ」

敗れたセルティックスは、ジェイソン・テイタムが21得点、ジェイレン・ブラウンが12得点、アル・ホーフォードが12得点10リバウンドだった。ベテランのホーフォード は「この負けは痛い」と語った。「この試合から学んで、火曜の試合でチームとしてより良いプレーをしたい」