デマー・デローザン「「1点差でも30点差でも負けは負け」
現地4月22日に行われたバックスとブルズによるプレーオフファーストラウンド第3戦は、前半終了までにリードを19点(60-41)に広げたバックスが後半も51-40で上回り、111-81で快勝した。
第2戦で左膝を捻ったクリス・ミドルトンが今シリーズ残り試合を欠場することになったバックスだったが、『ビッグ3』の一角が不在でも影響は見られなかった。7本中5本の3ポイントシュートを含む22得点6リバウンドをベンチから記録したグレイソン・アレンは、ミドルトン欠場の影響について「キャッチ&シュートの際に、少しだけ早くリリースすることくらいかな」と答えた。「大事なのは、普段と異なるスポットを取ること。普段ならクリスのスポットであるトップ・オブ・ザ・キーだったり、ポストアップやアイソレーションからのプレーだったりをこなす。相手はヤニス(アデトクンボ)とドリュー(ホリデー)に意識を向けていた。自分はそのアドバンテージを生かせた」
先発で起用されて18得点16リバウンドを記録したボビー・ポーティスは、第2戦でプレーオフキャリアハイとなる41得点をマークしたブルズのデマー・デローザンをわずか11得点に抑えられた要因を聞かれ、こう答えた。「7試合で勝敗を決めるシリーズでは修正が大事。相手も日曜の試合で修正してくるだろうから、ウチも対策を考えないといけない。これまでと異なる対応が重要になる。このリーグでプレーする選手は才能に恵まれている。そうした選手に対して同じことを繰り返すと、必ず対応されてしまう」
良いところなく敗れたブルズは、デローザンのほかニコラ・ブーチェビッチが19得点、ザック・ラビーンが15得点5リバウンド5アシストだった。デローザンは「言い訳はしない。しっかり修正してきた相手を称えるべき」と試合後にコメントした。
「(第4戦では)シュートミスでオフェンスの流れを悪くするわけにはいかない。もっと良いプレーをしないといけない。とにかく、やるべきことをやった相手を称えるべき」
「相手は毎試合で違うことをしてくるし、次の試合でも違う作戦で来る」と、バックスが見せた自身への対策について話したデローザンは、大差での敗戦が次戦に与える影響を聞かれると「負けは負け」と答えた。「1点差でも30点差でも負けは負け。カムバックして、ホームコートを守らないといけない。日曜の試合ではもっと引き締めてやらないといけない」