ラリー・ナンスJr.

写真=Getty Images

首脳陣からの高い評価に満足

昨シーズンのトレードデッドラインにレイカーズからキャバリアーズにトレードされたセンターのラリー・ナンスJr.は、チームと延長契約に関して話し合いを続けていると見られている。ナンスJr.も、球団からの評価に満足しているようで、『The Athletic』に「評価してもらえている」と語った。

ナンスJr.は、延長契約に応じる構えを見せており、残留に前向きな理由は、GMのコビー・アルトマンとの話し合いで必要とされていることを実感できているからだと言う。「このビジネスで一番大事なのは、人。どのチームに行ったとしても、歓迎されなかったり、評価されなかったら難しい。コビーは、そういう部分においても優れている人だから」

ナンスJr.は、古くからキャブズをサポートしているファンにとって『息子』のような存在だろう。父親のラリー・ナンスはキャブズレジェンドの一人で、Jr.の移籍後には、自らの意思で永久欠番化されていた22番を譲った。昨シーズン加入後レギュラーシーズン24試合(先発9試合)に出場し、平均8.9得点、7.0リバウンド、1.2スティールというスタッツを残し、チームのNBAファイナル進出に貢献。先発センターはトリスタン・トンプソンが務める予定だが、指揮官のタロン・ルーは、マッチアップに応じてナンスJr.を先発に起用すると明言している。

遅かれ早かれ、新契約を締結するのは間違いない。レブロン・ジェームズが退団し、新たな章に突入したチームの中心選手として、球団も彼に期待を寄せている。ファンは、父を超し、キャブズに骨を埋めるくらいの意気込みでプレーするナンスJr.を見たいはずだ。