Bリーグ

前節のしんたろう予想の答え合わせ!

今回から、前節の答え合わせと次節に活躍が予想される選手を紹介していきたい。 (各チームスタッツは3/26時点を参照 しんたろう調べ)

まずはB2から。ファイティングイーグルス名古屋vsアースフレンズ東京Zの2連戦に注目したが、土曜日のGAME1が中止になるという事態になり(当日発表)、この2チームの選手を獲得していたユーザーは悲しみを背負ったことだろう。私がこの2連戦を注目した理由は、オフェンシブレーティング(100回攻撃した際の平均得点)第2位のFE名古屋と、ディフェンシブレーティング(100回攻撃された際の平均失点)ワースト2位の東京Zとの対決であるため。その結果、FE名古屋のスタッツが高くなる可能性が高いと予想したからだ。

また、東京Zは3PTを打たせている割合(フリースローになったポゼッションも含む)がB2で4番目に高く、最も高い被3PT決定率となっているため、3PTシューターやストレッチ4(3PTを得意とするPF)が活躍する可能性が高いと踏んだ。ということで、野﨑零也(FE名古屋)とジェレミー・ジョーンズの活躍を予想したのだが、試合結果は100-66でFE名古屋の攻撃力が爆発したGAME2であった。しかしながら、ジョーンズこそ20得点(3PTは3本中2本成功)と大活躍だったものの、野崎は残念ながら振るわずという結果であった。理由としては、ブライアン・クウェリ選手(FE名古屋)が放った11本すべての2FGを成功させ、25PTSと大爆発し、そもそもの3PT試投数自体が低い展開であったためだろう。

続いてB1の答え合わせに移ろう。注目したのは宇都宮ブレックスvs滋賀レイクスターズの2連戦。注目ポイントは滋賀が現時点でリーグ1の攻撃回数78回(セカンドチャンスを除く)を誇っている点。滋賀と対戦するチームはシンプルに攻撃回数が増えるため、勝敗にかかわらず全スタッツの向上が見込める。さらに滋賀はディフェンシブレーティングがリーグワースト5位とディフェンスに難があり、一方の宇都宮はオフェンシブレーティングがリーグ7番目に高い。そして、滋賀はフリースローによる失点割合がB1ワースト2位ということもあり、どちらかといえば宇都宮がスタッツを伸ばす可能性が高いと読んだ。

ということで、フリースロー獲得率が高いジョシュ・スコットやアイザック・フォトゥ、比江島慎が活躍すると予想。攻撃回数自体はGAME1、2平均で66回ほどで、滋賀にとっては非常にスローペースであったものの、GAME1でスコットが12PTS、FG66%、FT5本中4本成功。フォトゥが28PTS、FG80%、FT5本中4本成功。比江島が4PTS、FG50%、6ASTを記録。GAME2はスコットが19PTS、FG72%、FT4本中3本成功。フォトゥが12PTS、FG50%、FT4本中4本成功。比江島が9PTS、3FG66.7%、FT2本中1本成功、6ASTを記録と、ビッグマン2人(特にフォトゥ選手)はFT本数や得点が今シーズンのアベレージを上回る活躍となり、予想通りの結果となった。

今週の注目は千葉ジェッツvs茨城ロボッツ!

千葉ジェッツは先述のオフェンシブレーティングがリーグ1位(3月26日時点)とリーグ最強の攻撃力を誇り、3PT試投割合(3PTで終わる攻撃の割合)がリーグ5位、決定率がリーグ3位の3PTチームである。対する茨城ロボッツは、決してDFが良いチームとは言えず(リーグワースト6位のディフェンシブレーティング)、さらに相手に3PTを打たれる割合がリーグ3位と高く、3PTを打たせるチームである。数字の上では千葉の戦略が噛み合う対戦カードになっている。そのため活躍が予想される選手はチームNo.2の3PT決定数と成功率(39%)のクリストファー・スミス。チームNo.1の3PT決定数の富樫勇樹。3PT決定率が48%と驚異的なジョシュ・ダンカンだ。特に推したいのは、個人的にも大好きな、全試合スターターで3PTをここまで98本中44本成功(44.9%)させている佐藤卓磨だ。

逆に、千葉は相手にフリースローを奪われる割合がリーグで最も高いという弱点を抱えているため、エリック・ジェイコブセン、チェハーレス・タプスコット、平尾充庸の活躍が期待される。人気の選手ではあるものの、もしFA市場に残っていたら獲得を狙ってみてもいいだろう。