ジェームス・ワイズマン

Gリーグで調整を進めるも、再び膝に腫れが生じる

ウォリアーズはジェームズ・ワイズマンが、右膝のリハビリに専念するため、今シーズンの残り試合を全休することを発表した。

現在20歳のワイズマンは7フッター(213cm)のビッグマンで、2020年のドラフト全体2位でウォリアーズから指名されてキャリアをスタートさせた。ルーキーイヤーの昨シーズン39試合中27試合に先発し、平均21.4分のプレータイムで11.5得点、5.8リバウンド、0.9ブロックを記録して、及第点と言えるスタッツを残した。

だが、昨年4月に半月板の修復手術を受けたものの腫れが収まらず、12月に2度目の手術を受けた。その後、今月にはウォリアーズ傘下のサンタクルーズ・ウォリアーズ(Gリーグ)で3試合に出場し、平均17.0得点、9.7リバウンドを記録していたが、再び右膝に腫れが生じてしまった。

ウォリアーズのスティーブ・カーはこの全休という判断について「最も理にかなった決断」とコメントした。「とてもシンプルで、このルートを取ることが最も理に適っている。我々はジェームスの将来を見守っているんだ。彼はわずか2シーズンですでに多くのことを経験した。でも、彼の長期的な健康状態は良さそうだし、膝も問題なさそうだ。これは彼にとっても理に適った決断なんだ」

ウォリアーズは現在48勝26敗で西カンファレンス3位。プレーオフ出場はほぼ手中に収めている。ビッグマンが少ないウォリアーズにとってワイズマンの再離脱は痛いが、彼の将来性を考慮した場合、当然の選択とも言える。