ジェイソン・テイタム

「彼の成功を見ていると、まだ彼が若いことを忘れてしまう」

ジェイソン・テイタムは弱冠24歳にして、NBAオールスターに3度選出され、東京オリンピックではチームUSAの金メダル獲得に貢献するなど、華々しいキャリアを送っている。

所属するセルティックスでは、キャリア1年目から不動の先発として活躍し、今シーズンは70試合に出場して、ともにキャリアハイの平均27.0得点、8.1リバウンドとキャリアハイタイの4.3アシストを記録して、チームを東カンファレンス4位に導いている。

そんなリーグ屈指の若手スターであるテイタムに期待を寄せる人は多く、ウィザーズのブラッドリー・ビールもその一人だ。テイタムとビールは5歳違いだが、同じセントルイスの出身で、オフには同じトレーナーの下でワークアウトをするほどの仲だ。ビールはドレイモンド・グリーンの番組『The Draymond Green Show』に出演した際に、友人のテイタムについて「リーグの次の顔になるべき」と語った。

「僕たちは一緒に育ってきたんだ。僕はジェイソンがもっと若い頃にいつも『君は僕よりも100万倍良くなるよ』と言っていたけど、それがこんなに早く実現するとは、本当にクレイジーだよ。彼の成功を見ていると、まだ彼が若いことを忘れてしまう。次のリーグの顔はジェイソンだ。そして僕は彼に『それが君のゴールだよ』とも言った」

また、ビールはいずれテイタムと一緒にプレーしたいとも、他のインタビューで語っていた。「一緒にプレーしたいという話は何度もしているんだ。それ以上に、彼と一緒にプレーできたらどんなにクールだろうと考えていた。僕たちがどうやって育ってきて、どれだけ親しい仲か。これはずっと夢見ていたことなんだ。チームUSAではその機会がなかったけど、去年のオールスターでは一緒にプレーできて、特別な瞬間だったよ。だってNBAで兄弟と一緒にプレーするようなものだからね」

テイタムが加入して以降は2度、カンファレンスファイナル進出を果たしているセルティックスだが、その先には進めていない。キャリアハイのシーズンを送るテイタムが、チームをカンファレンス優勝、そしてNBA優勝に導くことができれば、ビールが期待するように『NBAの顔』と呼ばれるはずだ。