ファンタジースポーツはドラフトも楽しいが、FAやトレードによるチーム補強こそ『B.LEAGUE#LIVE2021』の醍醐味だ。というわけで、次節に活躍が予想される選手を紹介していくとともに、今回は対戦相手によって活躍の期待度が変わるという観点からも分析していきたい。(各チームスタッツは3/16時点を参照 しんたろう調べ)
滋賀戦はフリースローを獲得するあの選手が伸びる!?
今シーズン、私がいろいろな意味で注目しているのが滋賀レイクスターズだ。滋賀は現時点でリーグ1の攻撃回数78回(セカンドチャンスを除く)を誇っており、滋賀と対戦するチームはシンプルに攻撃回数が増えるため、勝敗にかかわらず全スタッツの向上が見込める貴重な試合である。さらに滋賀はディフェンシブレーティング(100回攻撃された際の平均失点)がリーグワースト5位とディフェンスに難がある。一方、今回対戦する宇都宮ブレックスはオフェンシブレーティング(100回攻撃した際の平均得点)がリーグ7番目に高い。そのため、どちらかといえば宇都宮がスタッツを伸ばす可能性が高いと言える。
さらに滋賀はフリースローを奪われてしまうポゼッションの割合がリーグで最も高く、フリースローによる失点割合がリーグで2番目に高い。そのため宇都宮の中でフリースロー獲得率の高いジョシュ・スコットやアイザック・フォトゥ、比江島慎の誰かがドラフトされずに残っていた場合、獲得を検討してみてはどうだろうか。
一方の滋賀は速攻による得点割合が高く、それに伴い2PTの試投割合が高いため(オビ・ソコの離脱が痛いが)、ショーン・オマラやキーファー・ラベナの獲得も良い選択かもしれない。
FE名古屋の攻撃力が爆発!?
今週のB2において注目すべきはこのファイティングイーグルス名古屋vsアースフレンズ東京Zの2連戦だろう。オフェンシブレーティングが2位のFE名古屋と、ディフェンシブレーティング2位の『矛盾対決』となっている。
ここまで4度の対戦が行われているが、4戦ともFE名古屋が勝利し、2月の2連戦では38点、73点と強烈な点差でFE名古屋が勝利している。当時は東京Zに外国籍選手が1名しか存在していなかったため、参考にしにくいところはあるが、外国籍選手復帰後の10戦に限定してもリーグワースト4位の失点効率のまま推移しているため、強力な攻撃力を持つFE名古屋が有利だろう。さらに東京は3PTを打たせている割合(フリースローになったポゼッションも含む)がB2で4番目に高く、最も高い被3PT決定率となっている。
そのため、43.1%の3PT成功率を誇るシューター、野﨑零也の活躍が期待できる。また、チームで最も3PTを打ち、5戦連続で3PT決定率が40%を超えているジェレミー・ジョーンズの大爆発という展開も考えられるだろう。あくまで数字の話ではあるが、対戦相手によってスタッツが変動する可能性は大いにある。答え合わせを含め、今週のゲームが楽しみだ。
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