38得点のレブロンが通算得点でカール・マローンを抜いて2位に
現地3月19日、ウィザーズがホームでレイカーズと対戦。カイル・クーズマが欠場したことにより、八村塁が今シーズン初めて先発起用された。
八村は序盤から積極的にシュートを狙い、得意のミドルシュートを沈めていく。また、ミスマッチが起こった際にはポストプレーで押し込み、インサイドでも加点するなど、フィニッシュの多彩さを披露した。調子の良い3ポイントシュートは2本とも外れてしまったが、25分のプレータイムでフィールドゴール9本中5本を成功させ、10得点1アシスト2スティールを記録した。だが、6点ビハインドで迎えた最終クォーターでの出番はわずか30秒しかなかった。
それでも、ウィザーズはクリスタプス・ポルジンギスを筆頭に、セカンドユニットの活躍でスモールラインナップを起用するレイカーズに襲い掛かった。ポルジンギスが約8分間の出場で16得点を固め、このクォーターをフル出場したデニ・アブディヤとイシュ・スミス、トーマス・サトランスキーが試合のトーンを整えた。そして残り1分、スミスのアシストからアブディヤが決めた3ポイントシュートが決勝点となり、127-119の逆転勝利を飾った。
一方のレイカーズは最終クォーターの失速が響き、1月初旬以来の連勝とはならなかった。この試合で38得点を挙げたレブロン・ジェームズはカール・マローン(36928点)を抜き、レギュラーシーズンの通算得点で歴代2位に浮上した。記録を更新した第2クォーター中盤には、敵地にもかかわらずスタンディングオベーションが発生し、レブロンの偉業を祝福する場面が見られた。