レブロン・ジェームズ

通算得点で2位のマローンを抜くのも時間の問題

現地3月13日のサンズ戦で、レイカーズのレブロン・ジェームズが前人未到の大記録を達成した。

第2クォーター残り10分58秒、ボールをプッシュしたレブロンはウイングで待つカーメロ・アンソニーへパスを送った。そしてコーナーへのパスフェイクでフリーな状態を作ったカーメロは落ち着いて3ポイントシュートを沈め、レブロンにアシストが記録された。これで通算のアシスト数が1万に到達し、3万得点1万リバウンド1万アシストという偉大な記録を成し遂げた。

この試合でも31得点7リバウンド6アシストとマルチに活躍したレブロンは「得点、リバウンド、アシストは僕が試合の中で大事にしてきた部分。この統計のカテゴリーで僕が今一人で座っているなんて」と感慨深げに語った。「このようなことが起こるといつも言葉を失ってしまうし、僕がどこから来たかを考えてしまう。故郷であり、僕を形成したアクロン(オハイオ州)のこと。夢に向かい、このリーグで最高レベルでプレーしていた日々のことを考えてしまうんだ」

レブロンは現在、キャリア通算36.824得点(歴代3位)、10.004アシスト(同7位)、10.150リバウンド(同39位)を獲得している。このままプレーを続ければ、カール・マローンの記録(39.928得点)を抜き、歴代2位に躍り出るのも時間の問題だろう。

レブロンが素晴らしい記録を達成したものの、試合は第1クォーターに背負った24点のビハインドを覆すことができず、リーグ首位のサンズに111-140の大敗を喫した。だからこそ、レブロンは記録達成を手放しで喜ぶことができず「今夜は自分自身だけでなく、家族や友人のために起こった一つの出来事なんだ」と言うに留めた。