今シーズン、リーグ最多となる18回目のトリプル・ダブルを記録
現地3月6日のペリカンズ戦で46得点12リバウンド11アシストを記録したナゲッツのニコラ・ヨキッチは、翌7日のウォリアーズ戦でも32得点15リバウンド13アシストを記録し、2試合連続でトリプル・ダブルをマークしてチームを勝利に導いた。
ウォリアーズ戦は前半を終えて71-69と拮抗したが、第3クォーター中盤になるとナゲッツがヨキッチのアシストから生まれたジェフ・グリーンの得点やモンテ・モリスの3ポイントシュートなどで15-0のランで突き放し、92-83とリードを広げた。その後、ウォリアーズの反撃に遭い104-102で最終クォーターを迎えたが、デマーカス・カズンズの連続得点にヨキッチのジャンプシュートで得たリードを最後まで守り切って勝利した。ナゲッツはヨキッチの32得点に続いて、モリスとグリーンがともに18得点と計6選手が2桁得点を挙げて勝利をつかんだ。
ヨキッチは試合後、「今日はボールを共有して、得点の面でも良い仕事ができた。トランジションでもよく走れていたし、チームとして30以上のアシストがあるのは良いことだ」と淡々と振り返った。
ヨキッチはこれで今シーズン、リーグ最多となる18回目のトリプル・ダブルを記録。チームメートのグリーンは「これは今の彼にとっては普通のことだよ」と称えると、ウォリアーズの指揮官スティーブ・カーも今シーズンもヨキッチがMVP受賞に相応しいとコメントした。
「私は投票権を持っていないけど、ヨキッチは信じられないほどの選手だ。今夜も素晴らしかったね。まず彼はチームメートを生かすことができる。そして、私たちからするとディフェンスで対応するのがすごく難しい。ウチがどんな策を講じても、彼はその都度交わしてしまうからね」
この日のウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、アンドレ・イグダーラ、オットー・ポーターJr.、ゲイリー・ペイトン2世を欠いての戦いとなった。結果的に敗れはしたものの、ジョーダン・プールが32得点、モーゼス・ムーディーが30得点、他にも3選手が2桁得点を挙げてナゲッツに応戦した。
カーは「本当に若い選手たちにとっては良い経験になっているよ」と言う。「いつもとは異なる役割、そして異なる責任を負わなければならない。いつもと違うポジションでプレーして、戦わなければいけないんだからね」
ナゲッツとウォリアーズは3月10日にも対戦を控えている。ナゲッツの指揮官マイケル・マローンは「次に対戦する時にはウォリアーズがフルメンバーで戦えることを期待している」と語った。