伏兵JRスミスが7本の3ポイントシュートを成功させ勝利に貢献。
4月20日、クイックンローンズ・アリーナで行なわれたピストンズ対キャバリアーズは、キャブズがプレーオフでのNBA記録に並ぶ1試合20本(38本中)の3ポイントシュートを成功させ、107-90で勝利。2連勝を飾った。
1996年のスーパーソニックス(現サンダー)、2011年のマーベリックス、2015年のウォリアーズに並ぶ、プレーオフ1試合での3ポイントシュート成功数でNBA記録に並んだキャブズは、第1戦に続いてピストンズを圧倒。チーム最多7本の3ポイントシュートを決めたJR・スミスは、試合後の会見で「俺たち、38本も打ったの?」とメディアに逆質問した。
前半を終えた時点ではキャブズがわずか2点リード(55-53)の展開だったが、後半に入り局面が大きく動き始める。
キャブズは第3クォーターだけで6本の3ポイントシュートを成功させ、リードを14点(82-68)に拡大。これでほぼ勝負を決定付けると、ビッグ・スリーの一角ケビン・ラブ、ハッスルプレーでチームを盛り立てるマシュー・デラヴェドバを中心に第4クォーターのオフェンスを実行。ホームコート・アドバンテージを生かし、2連勝をマークしている。
第1戦からレブロン・ジェームズと激しくやり合い、辛辣なコメントが話題となったピストンズ新人のスタンリー・ジョンソンは、第1クォーター終盤ジェームズが肩をぶつけてきた行為に激高。試合後には「くだらない挑発」と、語気を強めた。
第1戦はカイリー・アービングを含めた中心選手の活躍で、第2戦はXファクターであるJRスミスの爆発で勝利したキャブズは、良い流れを維持したまま敵地での第3戦を迎えられる。
一方のピストンズにとっては、力の差を見せ付けられての連敗。マインドゲームを仕掛けたことがマイナスに働いた、という見方もできなくはない。いずれにせよ、22日に地元に戻って行なわれる第3戦を落とせば後がなくなる。
ホーネッツ | 103 | – | 115 | ヒート |
トレイルブレイザーズ | 81 | – | 102 | クリッパーズ |