NBA

約6週間前には100人を超える選手が健康安全プロトコル下に

ウィザーズのセンター、ダニエル・ギャフォードが健康安全プロトコルから外れた。12月から1月初めにかけて、NBAでは100人を超える選手が健康安全プロトコル下に置かれていたが、これでNBA全30チームで健康安全プロトコル入りしている選手がゼロとなった。

新型コロナウイルスの世界的流行により、NBA2019-20シーズンは中断を余儀なくされ、『バブル』での開催でシーズンを終えた。昨シーズンは『バブル』での開催を避けることができたが、前年度王者のレイカーズがNBAファイナル第6戦からプレシーズンマッチ初戦までたった61日で実戦を迎えることになるなど、タイトなスケジュールでシーズンが進められた。その結果、ケガ人が続出し、リーグの中断を訴える選手も出る事態となった。

今シーズンはオミクロン株感染拡大に伴い、各チームで健康安全プロトコル入りする選手が続出。NBAと選手会による話し合いの結果、健康安全プロトコルにより離脱する選手が1人出るたびに、10日間契約で選手を1人加えることができる特定措置を決定した。健康安全プロトコル入りする選手が増えればチームは失速し、本来の実力よりもその部分で成績が左右されてしまう面はあったものの、シーズンを中断せずにリーグを進めることができた。

もちろん、健康安全プロトコルに該当する選手がいなくなったからといって、今後も影響を受ける選手が出ないとは限らず、今後も警戒レベルを下げることなく、対策を徹底していくことが求められる。それでも、多くの影響を受けてきたNBAにとっては一つの結果を出したと言える。この状況を維持し、選手たちには世界最高のプレーを見せてほしい。