前半の失点は今シーズン最少、チームブロックはシーズンハイを記録
現地1月23日に行われたグリズリーズvsマーベリックスの一戦は、試合開始から先手を取り、大量リードを奪ったマブスが104-91で勝利した。
両チームともに試合序盤はロースコアとなったが、48-34で前半を折り返したマブスが第3クォーター開始から20-12の猛攻でリードを22点(68-46)にまで広げて勝負を決めた。
マブスの勝因はリーグ屈指のディフェンスにある。100ポゼッションあたりの平均失点でリーグ4位(106.1)のマブスは、1試合の平均得点で同6位(111.6)の得点力を持つグリズリーズを100点未満に抑えた。前回(1月14日)対戦した時は、グリズリーズは球団記録の11連勝と勢いに乗っていたが、この時もマブスは堅守で抑えて112-85で勝利している。これでマブスはグリズリーズとのシーズンシリーズを3勝1敗で終え、同じサウスウェストディビジョンの首位に立つグリズリーズとのゲーム差を4に縮めた。
37得点11リバウンド9アシストとトリプル・ダブル級の大活躍だったルカ・ドンチッチは「ウチは全員でディフェンスするし、お互いに助け合っている。そういうプレーをしないといけないんだ」と、今シーズン最多となる12ブロックに繋がったチームディフェンスに胸を張った。ちなみに前半の34失点は、今シーズンのマブスにとって最少だった。
トリプル・ダブルまであと1アシストだったドンチッチのパフォーマンスについて、ヘッドコーチのジェイソン・キッドは「彼はスタッツに表れる部分に限らず、すべて揃った選手だ。精神的にも良い状態で、今夜は素晴らしかった」と称賛した。
一方、敗れたグリズリーズはテイラー・ジェンキンスヘッドコーチが「今日は点を決められなかった」と試合後にコメントしたように、この日は前半の得点(34)、前半のフィールドゴール成功率(28%)、そして前半の3ポイントシュート成功率(14.3%)でシーズンワーストを更新するなど良いところがなかった。