ステフィン・カリー

シュートが決まらず感情を爆発させるシーンも

現地1月21日に行われたロケッツvsウォリアーズの一戦は、ステフィン・カリーの決勝ブザービーターによりウォリアーズが105-103で勝利した。

意外にもカリーの決勝ブザービーターはキャリア初の出来事。試合後のインタビューで本人は「そろそろ決める頃合いだと思っていた。初めてだよ」と喜んだ。

103-103の同点で迎えた最後のプレー、インバウンドパスを受け取ったカリーはドリブルでインサイドに切り込み、マークについていたケビン・ポーターJr.を引き剥がしてステップバックジャンプシュートをリリースした。滞空時間の長い綺麗な軌道を経てボールがスウィッシュした瞬間、チェイス・センターが揺れるほどの大歓声が起こった。

カリーは試合を通じて22得点12アシストで勝利に貢献したが、試合開始から連続してシュートを外すなど前半はシュートタッチをつかむことができず、3ポイントシュート13本中4本(成功率30.8%)を含むフィールドゴール21本中6本(28.6%)に終わった。試合中には自分自身への不甲斐なさからベンチの椅子を蹴りつける珍しいシーンも見られた。カリーは「たまには感情を爆発させてしまうこともある」と振り返っている。

西カンファレンス最下位のロケッツと接戦を演じた煮え切らない試合展開について、カリーは「ここ3週間はチームの状態も良くなかった。それでもチーム一丸となって戦わないといけない。コミュニケーションを取り続けて、自分たちが何を成し遂げたいのか、どういうプレーをしたいのかを再認識しないといけない。それができていれば結果はついてくる」と語っている。

それでも、長いレギュラーシーズンの中ではアップダウンはあるもの。今日はカリーもウォリアーズも『ダウン』の日だったが、それでも勝利への執念を見せて結果を出した。「チームの全員が勝利に貢献したんだ。これはチームにとって大きなことだよ」とカリーは笑顔を見せた。