「このチームへの移籍は自分のキャリアにとってベストな決断だった」
バックスのボビー・ポーティスは、現地7月1日にホームで行われたホークスとの東カンファレンスファイナル第5戦で、キャリア初のプレーオフ先発出場を果たした。
ヤニス・アデトクンボが負傷離脱中だが、バックスはポーティスを含む先発4選手が20得点超えを記録し123-112で勝利。シリーズ戦績を3勝2敗として、NBAファイナル進出に王手をかけている。
プレーオフでのキャリアハイとなる22得点に加え、8リバウンド3アシスト3スティールで勝利に貢献したポーティスについて、指揮官のマイク・ブーデンホルザーは「彼は素晴らしいパッションとともにプレーしている。彼の情熱は周りに良い影響を与える。チームメートたちも、彼のことが大好きだし、ファンも彼が大好きだ」と、称えた。
ポーティスは、試合後の会見で「ここはブルーカラー(肉体労働者を指す別称)の街だし、自分もブルーカラープレーヤー。このジャージーのために、100%の力を出し尽くす」と語った。また、プレーオフレベルで戦うため今シーズンからバックスでプレーしているポーティスは「このチームへの移籍は、自分のキャリアにとってベストな決断だった」と、声を弾ませた。
そしてポーティスは、チームメートから信頼してもらえている現在の環境について「楽しくプレーできる」と話している。「仲間、コーチングスタッフから信頼してもらえると楽しい。ヤニスがケガをしてしまった以上、自分たちがステップアップしないといけない。集中を切らさずにプレーしないといけない。ブルックリン(ネッツ)とのシリーズでは出番のなかった試合もあったけど、必ず自分にもチャンスが回ってくると信じて、準備を怠らなかった。正しい姿勢で取り組んでいれば、自分に良い形で返ってくると信じている。自分はチームプレーヤー。チームのために全力を尽くす。今のようなプレーができているのは、チームメート、コーチングスタッフが自分を信頼してくれているおかげ」