3x3

女子代表は開催国枠なし、出場権を勝ち取るべく最終予選へ

本日、日本バスケットボール協会は『バスケットボール日本代表 2020年度強化方針に関するメディアブリーフィング』をオンラインで実施した。3人制バスケの『3×3』に関しては、代表のディレクターコーチを務めるトーステン・ロイブルが方針を語った。

ロイブルは代表合宿を今年の11月から行うと明言した。「最後に代表合宿を行ったのは3月。この状況ですぐに始められないが、クラブ状況も考えて11月から開始する。11月以降は毎月短めのキャンプ開催を目指している。クラブと選手には負担がかかるが理解をいただきたい。3×3のリズムを保つためには重要だ」

男子はすでに開催国枠でのオリンピック出場を決めているが、女子は来年5月26日からオーストリアで行われるオリンピック最終予選(OQT)を勝ち抜く必要がある。OQTは5日間開催されるため、そのリズムに慣れるためにも5日間のキャンプを6度実施し、その後はヨーロッパに遠征しての5日間のキャンプと試合を予定しているという。

また女子は遅くとも3月31日までに代表選手を決定し、彼女たちに試合経験を積ませる。強化においてはこの選考が最優先となる。先日発表された代表候補選手も「あくまで候補」であり、他の選手にもまだチャンスはあるとロイブルは言う。

「先日公開したリストはあくまで候補で選考が終わったわけではない。オープンレースです。どちらを選ぶかは選手に任せるが、女子は5人制と重複する選手が数名いる。そのためトライアウトをして選手を増やす可能性もある」

男女ともにオリンピックの最終的な登録選手6名は6月下旬に決定する予定。そのうち4名(サブ登録2名を含む)は国内ランキングトップ10から選ばなければならず、最低4回以上の国際大会に出場して、ポイントと経験値を高める予定だ。

新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がダメージを受けているが、ロイブルは「ある程度は改善され始め、代表チームにとって不利になることはない」と話し、オリンピックという大きな目標に向けこのように意気込んだ。

「代表チームもクラブチームも困難な状況だが、スポーツを通じた問題解決は団結力を上げてくれると思っている。オリンピックで良いメダルを獲得できるように、全チームが参加できることを願っている」