ベストなシナリオはエンビード抜きでの1回戦突破
ジョエル・エンビードが眼窩骨折で戦線離脱となったセブンティシクサーズ。すでにプレーオフ進出を決めているとはいえ、この時期の主力離脱は相当な痛手だ。しかし、シクサーズにはエンビードに匹敵する『モンスター級』の選手がもう一人存在する。ルーキーらしからぬプレーを続けているベン・シモンズだ。
そのシモンズは、3月30日のホークス戦で13得点12リバウンド11アシストを記録し、今シーズン11回目のトリプル・ダブルをマークした。3月だけで5回目のトリプル・ダブルをやってのけたシモンズは、『元祖ミスター・トリプル・ダブル』ことオスカー・ロバートソン以来の、1年目のシーズンに月間5回以上トリプル・ダブルを達成したルーキーとなった。ロバートソンの月間7回は異次元だが、シモンズの5回も驚異的な数字だ。
13 PTS / 11 AST / 12 REB
Highlights from @BenSimmons25's 11th triple-double of the season. #HereTheyCome pic.twitter.com/WfD9OnRd7I
— x – Philadelphia 76ers (@sixers) 2018年3月31日
そのシモンズは、ここ10試合で平均トリプル・ダブル(12.2得点、10.6リバウンド、11.3アシスト)を記録し、今シーズン最長の9連勝に貢献中。相棒のエンビードの復帰時期は未定だが、2~4週間で復帰できるとも報じられた。プレーオフ1回戦に間に合うかは分からない。ベストなシナリオはエンビード抜きでの1回戦突破だが、場合によっては、フェイスガードを着用しての強行出場となるかもしれない。
戦列を離れたエンビードに向け、シモンズはホークス戦後『NBC Sports Philadelphia』のインタビューに応じた際、次のメッセージを送った。「プレーオフに向けて準備してくれ。こっちは耐えておくから」
新人王はほぼ手中に収めた。シモンズは、エンビードが今シーズンの目標に掲げた年間50勝達成にチームを導き、相棒の帰りを待つ。
.@MollySullivanTV caught up with Ben Simmons, who notched his 11th triple-double tonight.
He has a message for the big guy @JoelEmbiid at home. pic.twitter.com/6yEvsEaJm8
— NBC Sports Philadelphia (@NBCSPhilly) 2018年3月31日