ジミー・バトラー

ヒートでの22番は元チームメートへのオマージュ

プロアスリートにとって『背番号』には何かしらの思い入れがある場合が多く、キャリアを通して一つの番号にこだわる選手もいる。

2019-20シーズンからヒートでプレーするジミー・バトラーは、マーケット大学時代に33番、NBA入り後もブルズで21番、ティンバーウルブズとセブンティシクサーズで23番、そしてヒートで22番を選択するなど、一つの番号に固執していない。だが、これまでに選んだ番号にはそれぞれ理由があると『The Athletic』の取材でコメントした。

バトラーによればヒートでの22番は、ブルズ時代の仲間に対するオマージュだという。「タージ・ギブソンは、これまで一緒にやってきた中で最もタフな選手だった。彼は自分にプロとしての心得を教えてくれた。影響を受けた人にちなんだ番号を選ぶことがあるけど、自分にとってタージはそういう存在の一人なんだ」

「マーケット大では33番だったし、高校時代はトレイシー・マグレディが好きで1番だった。兄弟のような友人の家に住ませてもらっていた時期があって、彼が33番を着けていた。友達のお母さんがラリー・バードのファンだったということもあるけど、彼の家族には感謝しているから33番を選んだ」

「ブルズで21番を選んだのは、21歳の時にドラフトで指名されたから。それと、ジュニアカレッジ時代に一緒にプレーしたジョー・フルスという選手がいて、彼が21番だった。彼がいなかったら、自分はリーグでプレーできていなかった」

「ウルブズでの23番は、ジョーダン・ブランドと契約していたから。マイケル・ジョーダンと自分を比較しているつもりなんてない。ただ、ジョーダンはブルズで23番を着けて、それで違うチームに移った。僕はシカゴから移籍したから、23番を着けようと思ったんだ」