「ザイオンとのマッチアップは楽しかった」
2月4日にスムージー・キング・センターで行われたバックスvsペリカンズの一戦で、昨シーズンのMVPを受賞したヤニス・アデトクンボと、ルーキーのザイオン・ウィリアムソンのマッチアップが実現した。
アデトクンボは34得点17リバウンド6アシスト1ブロックを記録し、120-108での勝利に貢献。彼が記録した1ブロックは、第2クォーターにザイオンのレイアップシュートを阻止した時に生まれたものだった。ペリカンズがトランジションを仕掛け、ザイオンがレイアップでのフィニッシュを試みた際、守備についたアデトクンボが叩き落としてブロックした。
しかしザイオンもやられているばかりではなかった。経験豊富なロビン・ロペス、アデトクンボを相手にしてもチャレンジを繰り返し、20得点7リバウンド5アシストを記録。第4クォーター中盤には、ディフェンシブリバウンドを記録したアデトクンボからボールを奪ってスティールをマークした。
NBAでまだ7戦目にもかかわらず、しかも東カンファレンス首位のバックスを相手にこれだけのパフォーマンスをやってのけるのだから、ザイオンのポテンシャルの高さが分かる。
アデトクンボは試合後のインタビューでザイオンの力を認め、こう話した。
「ザイオンは素晴らしい選手だね。それに彼とのマッチアップは楽しかった。彼が今、健康な状態でチームの勝利のためにプレーできていて僕もうれしく思う。彼にはこれから何年も活躍できる選手になってもらいたいし、高いレベルで競い合える選手になってほしい。そのためにも、コンディションを維持しないとね」
レギュラーシーズンでのバックスとペリカンズの対戦は来シーズンまでないため、2人のマッチアップはしばらくお預けになる。NBAでの1年目を経て、次回の対戦までにザイオンがどれだけ進化しているか、早くも2020-21シーズンのバックスvsペリカンズは注目カードになりそうだ。
Giannis denies Zion ?#FearTheDeer pic.twitter.com/LIG2embZLK
— Milwaukee Bucks (@Bucks) February 5, 2020