ロケッツ戦では26分の出場で21得点6リバウンド
デビューから2年目を迎えたセブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、周囲の要らぬ気遣いにフラストレーションを溜めている。
10月25日にホームで行なわれたロケッツ戦では、ジェームズ・ハーデンのレイアップをブロックした際、バランスを崩してハーデンの上に乗るようにして転倒。この瞬間、シクサーズのファンはヒヤリとしたことだろう。というのも、エンビードは2014年のドラフト全体3位で指名されたのだが、ケガによりデビューまで2年を要したからだ。
Embiid with the big fall on Harden. Ouch.
(via: @clippittv) pic.twitter.com/fBy7yxaYn2
— Basketball Society (@BBallSociety_) October 26, 2017
試合後、エンビードは「もういい加減にしてもらいたい。俺はガラス細工じゃないんだよ」と語った。本人がコンディションに問題はないと主張しても、関係者が不安に思うのも無理はない。デビューを果たした昨シーズンはプレータイムに制限を付けられながらも圧倒的な存在感を発揮したが、後半戦をヒザの負傷により欠場となったのだから当然だ。
幸い、シクサーズは順調にチームとして成長を続けている。エリック・ゴードンのブザービーター3ポイントシュートによりロケッツに逆転負けを喫したものの、第4クォーター終盤まで西カンファレンスの強豪相手にリードを保持し続けるなど、試合を重ねるごとに試合内容も良くなっている。
エンビードは「今は経験を積んでいるところ」と言う。「今の経験が将来に必要。俺たちは若い。これは言い訳にはならないけれど、まだまだレベルアップできるんだ」
シクサーズが再び東のトップ戦線に絡むためにも、エンビードが欠かせない。『ケガに弱い』というイメージを払拭するには、時間も必要だ。目の前の試合に出場し続け、結果を残すしかない。