逮捕された小寺は9月27日付けで契約解除を通達

香川ファイブアローズは9月28日に、小寺ハミルトンゲイリーが逮捕された事案について記者会見を行った。

代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーの生岡直人は会見の冒頭で、「私の管理不行き届きによってこのような事件を起こしてしまい、被害に遭われた方、香川ファイブアローズをご支援していただいている皆様に多大なご迷惑をおかけしていますことを、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。そして、逮捕に至った経緯を説明し、小寺の契約解除通達と併せて、自身が現在の職を辞任する方針を明かした。

今回の事案は小寺が遠征先の熊本市内で、女性とトラブルに発展したことで警察が介入し、最終的に逮捕へ至った。当初クラブは事件が起きた当日に行われた試合で、小寺が出場できない理由を『コンディション調整』のためと伝えていたが、その経緯についても本人と話をした際にプレーできる精神状態にないと生岡が判断し、クラブリリースを行ったと説明。

小寺の契約解除はBリーグ規定の第5章82条[禁止事項]⑧『刑罰法規(賭博・暴行・窃盗・脱税・交通事故など)』と、⑫『その他Bクラブ、協会およびBリーグのいずれかにとって不利益となる行為』に抵触した事による対処で、同月27日に選手のエージェントを通じて本人に通達している。

クラブとして遠征先での外出について厳格なルールは敷いていなかったが、繁華街に行くためには立地の悪いホテルを選定し、試合に集中してもらえるように手配していたことも明かしている。

生岡は現在の職を辞する事について「クラブが良くなっていくためには何かを変えなくてはいけなく、辞任することがベストな判断でした」と理由を語った。この判断は生岡独自によるものではなく、オーナーを含めた取締役との協議によって決断された。生岡は「今後は新体制をスタートできるように速やかに協議をして参ります」と語り、それまでは取締役に留まってバックアップする方向で、取締役の田浦結城を社長代行に任命することを発表した。ゼネラルマネージャーについては現在協議中となっている。

【経緯】
◾️9月25日
<夜未明>
小寺が宿泊先ホテルからタクシーにて市内に移動
◾️9月26日
<朝5時頃>
・クラブスタッフから生岡代表のもとに小寺がトラブルに見舞われていると連絡が入る
・警察から小寺と女性がトラブルになっていると報告を受ける
・生岡から小寺に警察署に行って話をするように伝え、小寺は警察署へ移動
<10時頃>
・警察署から生岡へ、小寺を引き取りに来るよう連絡を受ける
<11時頃>
・生岡が小寺とともにホテルに到着
・小寺と生岡が話をするが、本人はトラブルを起こしたことを否定
・事実関係が曖昧で小寺の心身の状態も不安定だったためホテル待機を指示
・生岡がチームの関係者を集めトラブルが起きているが事実関係が明確でないことを踏まえ、小寺を試合に出場させない決定を下したことを伝える
<19時頃>
・警察署から小寺とあらためて話をしたいと連絡を受ける
<19時半頃>
・警察から生岡に詳細が説明され、小寺を警察署に移送
<21時半頃>
小寺が逮捕に至ったと警察署から生岡に連絡が入る
<22時頃>
チーム関係者を集めて逮捕されたことと、罪名を公表
◾️9月27日
クラブから小寺との選手契約の解除をエージェントを通じて通達