「『反骨精神』と『感謝の想い』 を学びました」

9月21日、川村卓也が自身のSNSを通じて現役引退することを発表した。

岩手県出身、現在40歳の川村は193cm90kgのシューティングガード。盛岡南を経て、2005年にオーエスジーフェニックス(現・三遠ネオフェニックス)で、日本人初の高卒プロ契約選手としてキャリアをスタートさせた。その後は、NBA挑戦を経験しながら国内リーグで活躍し、4シーズンプレーしたリンク栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)では、1度のリーグ制覇と3度の得点王に輝くなど多くの実績を残し、和歌山トライアンズ、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋(現・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)と転籍した。

Bリーグ開幕と同時に横浜ビー・コルセアーズへ活躍の場を移し、2019-20シーズンにシーホース三河へ。2021-22シーズンにはB2の西宮ストークス(現・神戸ストークス)。2022年2月には、練習生として新潟アルビレックスBB への加入が発表されると3月に同クラブとの選手契約に合意した。しかし、ケガを理由にわずか2カ月で退団し、そのシーズンは解説者としてBリーグに携わった。2024-25シーズンに再び新潟と契約して昨シーズンまでプレーしたが、今年の5月に退団が発表されていた。

川村は自身のSNSを通じて以下の通りコメントしている。

「この度、プロバスケットボール選手を引退することを決断いたしました。思い返せば19歳の時。 プロバスケットボールの世界のことも 一般社会のことも 右も左もわからないまま この世界に飛び込んできました。好奇心と闘争心だけでは 戦い抜くことのできない厳しい世界。そこで私は自分の中にはまだ芽生えていなかった「反骨精神」と、同時に「感謝の想い」を学びました。たとえそこに道がなかったとしても自分でレールを敷き一歩ずつ前へ進んでいく。今、ここまで振り返ってみてこのキャリア20年以上という時間がどれほど幸せだったのかを改めて感じます。

共に戦ったチームメイト。支えてくださったフロントスタッフの皆様。そして、どんな時も声援を送り続けてくださったファン・ブースターの皆様。皆様との出会いがなければ、今の私が存在することはありません。私という一人の人間 一人のプロバスケットボール選手に価値を与えてくださったすべての皆様に 心から感謝しています。ここからまた、自分自身の道を歩んでいきたいと思います。プロバスケットボール選手・川村卓也としての旅は、ここで終わります。しかし、バスケットボールと共に歩んできた人生が終わるわけではありません。これからも、私と同じようにバスケットボールをこよなく愛する皆様に、たくさんの幸せが訪れることを、心の奥底より願っております。今まで私と共に歩んでくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。長い間、本当にお世話になりました。 ありがとうございました」