写真=Getty Images

セルティックスからの1位指名権獲得前にフライング投稿

6月19日、セブンティシクサーズはセルティックスとのドラフト指名権交換トレードが成立したことを発表。これにより、今年のドラフト全体1位指名権はシクサーズのものとなり、3位指名権がセルティックスに譲渡された。

2年連続して全体1位指名権を獲得したシクサーズは、ワシントン大学のガード、マーケル・フルツの指名が確実視されている。これで新シーズンの布陣は、ケガが完治しデビューを飾るベン・シモンズをポイントガードに、そして得点力に秀でるフルツをシューティングガードに据え、フロントコートにはダリオ・サリッチとジョエル・エンビードという、若手主体でありながら魅力的なラインナップとなる。

もちろん、シクサーズが誰を指名するかはドラフト当日になってみなければ分からない。だがエンビードの頭の中には、すでにフルツとプレーするイメージができあがっているようだ。

ソーシャルメディアを巧みに使う選手として知られるエンビードは、今回のトレードが成立する2日前の17日、サリッチとの2ショットをTwitterに投稿している。

よく見てみると、2人の間にあるロッカーには、フルツの名前が入っている。これは、先週末フルツがシクサーズのワークアウトに参加した時に撮影されたものなのだが、何も知らずエンビードの投稿だけを見たファンからすれば1位指名権を得てフルツを獲得することが決まっていたのかと勘違いしてしまうだろう。

しかし、エンビードにとって、そんなことはお構いなし。むしろ、このフライング投稿は、フルツの能力を高く評価し、一緒にプレーすることを楽しみにしていることの表れだったのかもしれない。