4人の日本人選手がサマーリーグの舞台に
ウィザーズの八村塁がデビュー戦を迎え、グリズリーズの渡邊雄太が安定したプレーを続けるサマーリーグは、馬場雄大がマーベリックス、比江島慎がペリカンズのロスター入りを果たし、日本での注目度も俄然高まっている。
馬場はロケッツ戦で17分間プレーし、8得点3リバウンド1ブロックを記録。得意のダブルクラッチを披露、自らクリエイトする場面もあるなど、5得点6リバウンド3スティールを挙げた初戦に続き上々のパフォーマンスを見せた。
2試合連続で20分弱のプレータイムを与えられたことが示すように、馬場はローテーションに食い込み、自分の強みであるドライブなど、少ないシュートチャンスをモノにして評価を上げている。
また、チームメイトに指示を出し、ディフェンスでミスコミュニケーションを起こさず、手を叩いてボールを呼び込み、ボールをもらえなくても速攻に走る積極性が信頼へと繋がっている。
Let's see it again from under the basket @babaseyo ? pic.twitter.com/9YLlndm4Je
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) 2019年7月7日
一方で比江島は、馬場とは対照的にチャンスを生かすことができなかった。
ウィザーズ戦の第1クォーター残り2分24秒、八村塁がベンチに下がると同時に、比江島に出番が訪れる。
プレーにほとんど参加できなかった初戦の反省を生かし、積極的にトップから3ポイントシュートを狙うがこれが外れてしまう。前線からアグレッシブにプレッシャーをかけ、ディフェンスでアピールを試みるも、スクリーンから突破されるシーンもあり、大きなインパクトを残すことができない。
第2クォーターもそのまま出場した比江島だったが、なかなかオフェンスに絡めない。一瞬の隙を突いて3ポイントシュートを狙うがこれがエアボールとなり、突破を試みようとするもトラベリングをコールされた。
自分のタイミングでなくともシュートを放つ積極性を見せたが、約5分間のプレーで無得点。後半、比江島に出番は訪れなかった。慣れない環境、定まらない起用法で結果を残すのは簡単ではないが、チャンスが与えられているうちに足跡を残したいところだ。