変えられないものを受け入れ、変えられるものを変える
ペリカンズは、今年のドラフトロッタリーで全体1位指名権を引き当てる強運ぶりを発揮し、デューク大からアーリーエントリーしたザイオン・ウィリアムソンを指名した。
即戦力と言われていたザイオンは、ロッタリー直後、ペリカンズは希望球団ではなかったとして、エントリーを取り下げて大学に戻るのではないかとも噂された。だが、ペリカンズの入団会見で、継父であるリー・アンダーソンがロッタリー前のエピソードを明かした。
「ザイオンと私は、ロッタリー前にペリカンズでプレーする可能性について話したことがありました。この話は誰も知りませんが、私は『ニューオーリンズは素晴らしい街だ』と伝えていました。神様のおかげで、それが実現しました。家族を代表し、この機会を設けてくださったみなさんに御礼を言いたい。この街でのザイオンの暮らしは、実りの多いものになるでしょう」
Noah stealing the show ? pic.twitter.com/CRkjkrqCLM
— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) 2019年6月21日
前述した大学復学の噂が出た際、アンダーソンは『ESPN』のラジオ番組に出演し、報道を否定している。
「私たちはロッタリーの結果に興奮しています。ザイオンに教えてきたことの一つは、『自分に変えられないものを受け入れ、自分に変える力があるものを変えなさい』ということです。今回の件は、息子には変えられない。これがNBAのプロセス。ニューオーリンズになったことをうれしく思っています」
ペリカンズは、入団会見でザイオンの人間性を称えた。それは、自分本位になるのではなく、他者を大切にするという教育をしてきた家族のおかげなのだろう。才能に恵まれ、努力を怠らず、周囲に対する感謝の気持ちを示せるザイオンの今後が、ますます楽しみになってきた。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日