「君がダーティーな選手ではないことを知っている」
ウォリアーズのクレイ・トンプソンがNBAファイナル第6戦で負傷した後、一部のファンはラプターズのダニー・グリーンを非難の目で見た。
直前のプレーで速攻からのダンクを狙ったトンプソンをディフェンスしたグリーンの対応は、決して悪意が感じられるプレーではなかった。しかし、結果的にトンプソンは左膝前十字靭帯を断裂する重傷を負い、最悪の場合は来シーズンを全休する可能性がある。
ファンの感情は理解できなくないものの、故意だったかどうかは、コートでプレーしている選手たちが誰よりも分かっている。グリーンは今シーズン最後の会見で、トンプソンが負傷した直後、ウォリアーズのドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラらから声をかけられたことを明らかにした。
「あの直後、ドレイモンドやイギーから『君はボールに向かっていただけで、クレイが変な形で着地してしまっただけ。君は悪くない。俺たちは、君がダーティーな選手ではないことを知っているから、気にし過ぎない方がいい』と言ってもらえた」
またグリーンは、ロッカールームで優勝を祝う前にドレイモンドからトンプソンの状態を聞いたという。
「ドレイモンドと握手をして称え合った。その後で再び会場の廊下で彼と顔を合わせて、クレイのケガが前十字靭帯だったことを伝えてくれた。それを聞いて、クレイだけではなくて、球団にとっても長い夏になると思った。自分たちはベストなチーム、選手と対戦して勝ちたいわけで、今回のような形で選手がケガをする姿なんて望んでいない。ウォリアーズの選手は素晴らしいから、彼らのキャリアがケガで変わってしまうような形は望んでいない。自分が関係していると、余計にそう思う」
グリーンが言うように、競い合っている選手が倒れる姿など、誰も見たいとは思っていない。時間はかかるだろうが、トンプソンの完全復活を願うばかりだ。
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