渡邉GM、ロイHCが長年追いかけてきた期待の選手

京都ハンナリーズは7月8日、ダラル・ウィリスジュニアと2024-25シーズンの選手契約(新規)が合意に至ったことを発表した。

アメリカとキプロスの国籍を保有しているウィリスジュニアは、現在28歳、206cm103kgのパワーフォワード兼センター。ウィチタ州立大学を経て、キプロスのチームでプロデビュー。その後、ロシア、フランス、イタリア、韓国を渡り歩き、2023年8月にレバンガ北海道と契約。57試合中35試合で先発を務め、平均27.04分のプレータイムで15.7得点、7.6リバウンド、1.4アシストを記録した。2024年2月にはユーロバスケット予選のキプロス代表に選出された。

ウィリスジュニアはクラブを通して以下のようにコメントしている。「京都ハンナリーズのファミリーの一員になれて、とても光栄に思います。自分のベストをコート上で尽くして、チームの成功に貢献します。京都の皆さん、共に、登りましょう」

また、渡邉GM は「昨シーズン、北海道に加入する前から彼のことはロイHCと追いかけており、今回京都に来てくれることに縁を感じます。CJ、アンジェロ、ダラルのバランスは非常に魅力的で、そこにモリスやラシードが加わるとインサイドの層が厚くなるので、ファンの皆様には安心して見ていただけるはずです。北海道からの移籍となりますが、温かく迎えてあげてください!よろしくお願いいたします!」とコメントしている。

また、ロイHC は「ダラル・ウィリス選手は渡邉GMと私で長年見て、追ってきた選手です。 彼は多彩なスキルと複数のポジションをこなせる競争心溢れるフォワードで、彼特有の強みを我々にもたらしてくれます。ダラル選手の高いレベルでの国際経験とBリーグでの経験が、彼自身もチームも、成功へと押し上げてくれるでしょう。また、彼がロスターをより醸成したものにしてくれ、彼のタフさが必要となるでしょう。 ダラル選手と”共に、登る。”ことが楽しみで、ありがたく思います」

■京都2023-24シーズンロスターの契約状況(7月8日時点)
【継続】水野幹太、小西聖也、チャールズ・ジャクソン、前田悟、ラシード ファラーズ、澁田怜音、岡田侑大
【自由交渉リスト公示】青木龍史、ケビン・ジョーンズ
【退団】半澤凌太、シェック・ディアロ、マシュー・ライト、鈴木悠介

■2024-25シーズン新規加入選手(同)
川嶋勇人(FE名古屋)、古川孝敏(秋田)、アンジェロ・カロイアロ(大阪)、エドワード・モリス(島根)、小野龍猛(富山)、ダラル・ウィリスジュニア(北海道)