島根が一気に11選手の契約情報を公開
6月22日(木)から6月23日(金)までにリリースがあった移籍市場の動きをまとめる。
◆レバンガ北海道
契約継続
桜井良太
前身クラブを含めて北海道で16年プレーしたが、来シーズン限りでの現役引退を発表した。ベテランとなり徐々にプレータイムを減らしていたが、ルーズボールに飛び込むなど泥臭いプレーも厭わずチームを支えていた。長らく日本バスケ界を牽引してきたスター選手のラストイヤーに注目が集まる。
◆仙台89ERS
契約
ヤン・ジェミン
宇都宮ブレックスから移籍。韓国出身の大型ウイングプレーヤーとして日本では3年目となったが、37試合の出場で8分53秒と多くのプレータイムを獲得できなかった。プレースタイルがフィットすると予想できる仙台での活躍に期待だ。
◆秋田ノーザンハピネッツ
契約継続
古川孝敏
秋田では来シーズンで5年目を迎える。今シーズンは43試合の先発を含む45試合に出場し、23分59秒のプレータイムで活躍。3ポイントシュートのイメージを持つ人も多いかもしれないが、今シーズンは2ポイントシュートが多く、20得点以上を6試合で記録し、持ち前の得点能力を発揮した。
◆千葉ジェッツ
契約
アイラ・ブラウン
大阪エヴェッサから移籍。今シーズンは59試合の先発を含む60試合に出場し28分50秒のプレータイムでチームを支えた。今年41歳となる大ベテランだが、衰え知らずの運動量とフィジカルで中、外問わない活躍が期待される。
◆横浜ビー・コルセアーズ
契約
ジェロード・ユトフ
ジョシュ・スコット
ユトフは京都ハンナリーズからの移籍。日本でのプレーは2シーズン目となったが、その力を思う存分に発揮。60試合すべてで先発出場し17.2得点、8.9リバウンド、2.3アシスト、1.3スティール、1.4ブロックとオールラウンドに活躍した。スコットは宇都宮からの移籍。3シーズンに渡り宇都宮のインサイドの要としてプレーし、昨シーズンは年間チャンピオンも獲得した。今シーズン終盤の欠場の影響が心配されるが、退団したチャールズ・ジャクソンの穴を補うには余りあるほど適任である。
◆富山グラウジーズ
自由交渉
ブライス・ジョンソン
ジョシュア・スミス
ジョンソンはシーズン序盤から得点やリバウンドでチームに貢献し中心選手となっていたが、1月末のケガにより以降全休となっていた。5シーズンと長く富山に在籍したスミスは29得点や23リバウンドを挙げる試合があるなど、インサイド無双っぷりを発揮していた。
◆三遠ネオフェニックス
継続
大野篤史ヘッドコーチ
千葉JをBリーグ制覇に導いた名将が三遠2シーズン目に挑む。今シーズンはスタートダッシュに成功したものの、相次ぐ主力の離脱もあり、最終的に23勝37敗の中地区6位だった。戦力も新たに、どのような戦い方を見せるか注目だ。
◆シーホース三河
契約
卜部兼慎
B3豊田合成スコーピオンズから移籍。今シーズンは45試合の先発を含む50試合に出場し、22分16秒のプレータイムで中核を担った。キャリア初のB1の舞台でどのような活躍を見せるか期待したい。
◆ファイティングイーグルス名古屋
契約
佐土原遼
広島ドラゴンフライズから移籍。シーズン序盤は先発起用も多くプレータイムも15〜20分程度だったが、中盤以降は限られた出場機会となっていた。FE名古屋ではフィジカルを生かしたディフェンスと勝負強さで重宝される存在になるに違いない。
◆大阪エヴェッサ
契約
土屋アリスター時生
三遠ネオフェニックスから移籍。今シーズンは32試合に出場し6分36秒のプレータイムで主に外国籍選手のバックアップとして奮闘。2020-21シーズンには大阪でプレーしており古巣復帰となる。さらに2019-20シーズンには西宮ストークスでマティアス・フィッシャー ヘッドコーチの元でプレーしており再びの共闘となる。
◆島根スサノオマジック
契約継続
安藤誓哉
ペリン・ビュフォード
ニック・ケイ
北川弘
津山尚大
白濱僚祐
ウィリアムス ニカ
谷口大智
同時に8選手の契約継続を発表。安藤は59試合すべてで先発出場し、35分20秒と日本人選手の中ではリーグ1位のプレータイムを記録した。勝負強い3ポイントシュートを武器にキャリアハイとなる平均16.1得点を叩き出した。ビュフォードはレギュラーシーズンで10回のトリプル・ダブルを達成するなど相手にとって脅威となった。得点王にも輝き、来シーズンも変わらぬ活躍が期待される。ケイはチームのバランスを取る役割を担い、必要な時に必要なプレーができる選手としてチームを牽引。キャリアハイとなる34得点を叩き出すなど、得点能力が光る試合もあった。北川は出場機会こそ多くなかったものの、安藤が欠場の試合では3ポイントシュートを7本中4本成功させて22得点を挙げるなど存在感を示した。チーム内で最長所属となる来シーズンも注目だ。移籍して1シーズン目となった津山だったが、早々にチームにフィットして主力を担った。持ち前のシュート力とディフェンスを生かして、ベンチスタートながら24分21秒のプレータイムを勝ち取った。白濱は途中で離脱した時期があったもののディフェンスの要として先発起用されることが多く、チームになくてはならない存在となった。来シーズンもエースや起点を潰す姿に期待したい。ニカは序盤と終盤にケガに泣かされたものの、ビュフォードとのピック&ロールはオフェンスの起点として機能し続け、リバウンドでチームを救う姿は何度も見られた。谷口は主にニカがベンチに下がった時にコートに立ち、身体を張ったディフェンスで奮闘を見せた。3ポイントシュートでもチームに流れを呼び込む場面も多く見られた。
契約継続
ポール・ヘナレ ヘッドコーチ
島根では2シーズン目となったが、48勝12敗の西地区2位とチームを導いた名将。昨シーズンよりもディフェンス面でのステップアップが見られて、チームケミストリーが高まったシーズンとなった。さらなる高みを目指す采配に期待したい。
契約
晴山ケビン
大橋大空
ワイリー光希スカイ
晴山は富山から移籍。シーズン序盤は先発起用も多く25分以上のプレータイムの試合も見られたが、指揮官が変更となった中盤以降は安定したプレータイムを得ていなかった。心機一転、新天地での活躍が期待される。大橋は高校卒業後、アメリカに渡りNCAAディビジョン2でプレー。165cmと小柄ながらスピードとシュート力を生かしたプレーを武器に島根でプレータイムを勝ち取れるか注目だ。ワイリーも大橋同様、アメリカ帰りで初のプロキャリアとなる。190cmのシューティングガードではあるが、大学ではリバウンド数も多く、オールラウンドなプレーに期待したい。
◆佐賀バルーナーズ
契約
山下泰弘
今シーズン同様、島根からのレンタル移籍となる。キャプテンとして佐賀のB2優勝とB1昇格に貢献。ベテランらしくゲームに落ち着きを与えれるプレーでチームを支えた。来シーズンは古巣である島根との対戦も注目だ。
契約
ヨーリ・チャイルズ
大学を卒業後、3シーズンに渡りGリーグとドイツリーグでプレーした202cmのアメリカ出身インサイド選手。上背こそないもののスクリーンからのダイブは脅威でレイナルド・ガルシアとのピック&ロールは注目となるだろう。ディフェンスを重要視する佐賀のバスケにもフィットしそうな選手だ。
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