求めるのはチームメートのプレー参加とチームの勝利のみ
12月4日のペリカンズ戦でも28得点17リバウンド12アシストを記録し、5試合連続でトリプル・ダブルを達成したサンダーのラッセル・ウェストブルック。これは、1989年に7試合連続トリプル・ダブルを成し遂げたマイケル・ジョーダン以来となる記録だ。
ウェストブルックが連続トリプル・ダブルをマークした直近5試合でサンダーは5連勝を挙げ、13勝8敗でノースウェスト地区首位を走っている。
現在平均スタッツでも31.0得点、10.8リバウンド、11.3アシストとトリプル・ダブルのウェストブルックの周辺では、1961-62シーズンのオスカー・ロバートソンに次いでNBA史上2人目の年間トリプル・ダブル達成を期待する声が上がっているが、「チームの勝利」、「チームメートのプレー参加」が優先という本人の姿勢は変わっていない。
ペリカンズ戦後のウェストブルックのコメントを、『The Guardian』が伝えた。
101-92で勝利した試合後、ウェストブルックは、「正直に言って、ただプレーしているだけ」と語った。「毎試合で(トリプル・ダブル)やれるかどうかという議論は勘弁してほしい。毎試合高いレベルでプレーしようとしているだけなんだ。NBAでプレーするようになってから、この考えは変わらない」
ウェストブルックが驚異的なスタッツを残したとしても、サンダーが快勝できるとは限らない。ペリカンズ戦でも、第4クォーター終盤4点差に詰め寄られる場面が見られた。勝利で終われたから良かったものの、ウェストブルックも個人ではなくチームパフォーマンスの内容に注意を向けている。
「自分は勝ちたいだけなんだ。それが最も大事なこと。チームメートが良いプレーをして、彼らがプレーに参加して満足しているかどうかが大事なんだ。その上で、しっかり勝たないといけないんだよ」