ディアロン・フォックス

写真=Getty Images

21歳未満で30得点超えのトリプル・ダブル

キングスのディアロン・フォックスが、11月1日のホークス戦で、NBA史上2人目となる快挙を達成した。

ホークス戦で4本中3本の3ポイントシュートを含む31得点10リバウンド15アシストを記録したフォックスは、21歳未満、しかも30得点超えでトリプル・ダブルをマーク。同じ条件で過去にトリプル・ダブルを達成した選手は、レブロン・ジェームズしかいない。

フォックスは、得点、リバウンド、アシストともにキャリアハイを更新。第3クォーターだけで21得点を挙げてオフェンスを引っ張り、チームにとって2016年1月以来となる5連勝に貢献した。

フォックスは試合後「チームメートから『狙いにいけ』と言われたんだ」とコメント。「今は第3クォーターが自分にとってのベスト・クォーターになっているね。第1クォーターから同じようにやれる方法を見つけようとしているところさ。とにかく、アグレッシブにプレーしようと思ってトライしているんだ」と、続けた。

フォックスの活躍には、敵将であるホークス指揮官ロイド・ピアースも脱帽。「フォックスは、リーグでも屈指のスピードを誇る選手。彼は他の選手とは異なるモーターを持っている。キングスのペースを作っているは彼だ。彼が3ポイントシュートを決めている時は、抑えるのが難しい」と称賛した。

若い選手が多いキングスは、今シーズン速いオフェンスで成果を挙げている。1試合平均ポゼッション数はリーグ2位の107.18で、この日は同1位のホークス(109.13)を攻略してみせた。

ロード連戦中のキングスは、11月4日に敵地で好調バックスと対戦する。2004-05シーズン以来初の6連勝で遠征を締めくくることができれば、ホームに戻って行なわれるラプターズ、ティンバーウルブズ、レイカーズ、スパーズとの対戦が盛り上がることは間違いない。