セルティックス

写真=Getty Images

ポール・ジョージ「まだ78試合残っている」

敵地でサンダーと対戦したセルティックスは、ハーフタイムの時点で16点のビハインド(34-50)を背負わされたものの、第3クォーターにはアル・ホーフォード、そして第4クォーターにはマーカス・モリスが違いを生み出し、101-95で逆転勝利を収めた。

二桁得点差を追う形で迎えた後半、まずはホーフォードが第3クォーター残り4分41秒から3本連続で3ポイントシュートを成功させて反撃の狼煙を上げると、試合はシーソーゲームに突入した。

第4クォーターも互いに譲らない展開が続く中、残り5分26秒からアレックス・アブリネスが2本続けて3ポイントシュートを決めて、サンダーがリードを7点(92-85)に拡大。だがセルティックスは、フリースローで着実に点差を縮め、再びワンポゼッションゲームに持ち込む。そして95-95の同点で迎えた残り28.7秒、インバウンドパスを受けたマーカス・スマートがドライブからホーフォードにキックアウトし、ホーフォードから左ウィングでパスを受けたモリスが3ポイントシュートをリリース。スティーブン・アダムズの寄せが遅れたこともあり、ほぼオープンな状態で放たれたロングシュートが決まり、セルティックスが接戦をモノにした。

モリスは、前回サンダーと対戦した2018年3月20日に続いて、今回の対戦でも決勝3ポイントシュートで勝利に貢献した。

試合後ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズは「ようやく本来の姿に戻りつつある」とコメント。違いを作ったベテランのホーフォードは、ハーフタイム前にカイリー・アービングとこんな会話を交わしていたという。

「カイリーからは『俺たちが試合のトーンを作らないといけない。もっとアグレッシブにやらないといけない』と言われた。彼が正しかったね。第3クォーターから反撃できたし、自分は自分のパートをこなした。自由にやれるスペースを生かせたよ」

一方のサンダーは、開幕4連敗。全30チーム中、まだ勝ち星を挙げられていないのは、サンダーとキャバリアーズのみとなった。

「まだ78試合残っている」と語ったポール・ジョージは、目の前の試合に集中して取り組むことを強調した。「明日、今日の映像を見て分析して、次のフェニックス(サンズ)戦に向けて準備をする。目の前にある1試合に集中してやっていく」