ウォリアーズ

ジャ・モラントはジョーダン・プールとの接触で右膝を負傷

現地5月7日に行われたプレーオフ西カンファレンスセミファイナル、グリズリーズvsウォリアーズの第3戦は、ステフィン・カリーが30得点、クレイ・トンプソンが6本中4本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール13本中8本の21得点9リバウンド、ジョーダン・プールがベンチから27得点を記録し、ウォリアーズが142-112で快勝した。

ホームに戻ったウォリアーズだったが、前半は14ターンオーバーを記録しミスが目立った。しかし、後半はターンオーバーをわずか3本に抑えるなど試合中の修正に成功。シュートを高確率で成功させたトンプソンを軸に、カリーやプールなどスコアラーが躍動し、後半を78-55で圧倒してシリーズ2勝目をマークした。

カリーは「ターンオーバーが多すぎたけど、シュートセレクション、それからボールムーブメントのおかげでディフェンスが落ち着いたし、勝ちきることができた」と試合後のインタビューで語った。

この試合では、第4クォーターにグリズリーズのジャ・モラントが負傷交代を余儀なくされるアクシデントが発生した。モラントは、プールとの接触後に以前も痛めた右膝の負傷を悪化させ、残り6分19秒に足を引きずりながらロッカールームに下がり、その後はプレーしなかった。

モラントの状態は分かっていないものの、ヘッドコーチのタイラー・ジェンキンスは「プールが膝を引っ張った」と主張した。そして「ジャは診察を受けているところで、まだ詳しいことは分かっていない。ケガをしたシーンのリプレイを見たが、ジャがドリブルしていた場面で、ジョーダン・プールが膝を引っ張ったのが引き金になってしまった。今後どうなるか、非常に興味深い」と続けた。

第2戦でゲイリー・ペイトン2世の左肘を骨折に追いやった危険なファウルを犯したディロン・ブルックスには、NBAから1試合の出場停止処分が科された。ウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーは、ブルックスの危険行為を「慣例を破った」と強く批判した。

すると、メディアの取材には応じずに会場を後にしたモラントが、ケガをした場面の動画に「慣例を破った」というテキストを加えてソーシャルメディアに投稿(すでに投稿は削除済み)。今回の件により、プールが何らかの処分の対象になるかは分かっていない。

プールは「ボールを取りに行っただけ」と試合後の会見で釈明している。「誰かがケガをする瞬間なんて目にしたくはない。僕はそういうタイプの選手ではない。みんなをリスペクトしている。彼(モラント)にはすぐに回復してもらいたいし、次の試合でプレーする姿が見たい。僕はケガをさせるようなプレーはしない。それは自分のプレーではない」

プールの件に関しては、カリーもトンプソンも「ジョーダンは悪意のあるプレーをする選手ではない」と擁護している。

第4戦は、現地9日にサンフランシスコで行われる。