マジック・ジョンソン

ウェストブルック「何もリアクションするつもりはない」

年明けから4連勝し調子が上向いてきたかに思われたレイカーズだったが、その後3連敗を喫し、再び黒星が先行することに。

現地1月15日に行われたナゲッツ戦では、第3クォーター終了時点で23点のビハインドを背負い、そのまま96-133の大敗を喫した。レイカーズOBのレジェンド、マジック・ジョンソンはこの試合を現地で観戦していた。ショッキングな光景を目の当たりにしたマジックは「我々はレイカーズファンとして、全力を出しての敗戦は受け入れられる。しかし、努力であったり緊迫感がもっと必要だ」と、自身のTwitterアカウントに投稿した。

マジックの言葉は選手たちにも届いているようで、彼のコメントについて問われたラッセル・ウェストブルックは「マジックには意見を言う権利がある」と前置きした上で、何も反応するつもりはないと語った。「彼は毎日ここにいるわけではないし、毎日僕たちと一緒に過ごしているわけではない。チームの内部で何が起こっているのかを知らないし、どう解決しようとしているのか知らない。でも、僕はそれに対して何もリアクションするつもりはない。この世界では誰もが自分の意見を持つ権利があるからね」

3連敗中の平均失点は128.3とレイカーズはディフェンスに問題を抱えている。ウェストブルックも「僕たちはディフェンス面でもっと良い仕事をしなければならない」と自覚しており、その上で「僕たちより相手のほうがハードにプレーしている時があり、もっとハードにプレーしなければならない」とメンタル面での向上が必要だと訴えていた。

チームメートのドワイト・ハワードも「ラスは正しい」とウェストブルックの意見に同意している。「シーズンを通して同じことを言っているから、僕から言えることはあまりないけど、僕たちはもっと良い仕事をし続けなければならない。シーズンを通してディフェンスに一貫性がなく、この状況を変えるための方法を見つけなければならない。ただ、ラスは正しいと思う」

レジェンドから思わぬ批判を受けたレイカーズだが、彼の信頼を取り戻すには勝利という結果を出す以外にない。