ラッセル・ウェストブルック

ここ3試合で平均7.7得点、フィールドゴール成功率20%

レイカーズは、昨年末から4連勝を記録して苦しい時期を乗り越えたかと思われたが、直近2試合でグリズリーズとキングスに敗れて、再び勝率5割(21勝21敗)に戻ってしまった。

負傷欠場中のアンソニー・デイビスが間も無く復帰できるという明るいニュースも出ているが、チームとして機能していない問題は変わらず、レギュラーシーズン後半戦も苦しい戦いを強いられる可能性が高い。レブロン・ジェームズ、デイビスと並び今シーズンを左右する存在であるラッセル・ウェストブルックも今一つの状態が続いている。特に直近3試合は平均7.7得点、フィールドゴール成功率も20%と『スランプ』状態に陥っている。しかしウェストブルックは、116-125で敗れたキングス戦後の会見で「自分はスランプという言葉を使わない」、「パニックに陥ることはない」など、前向きなコメントを残している。

「個人的に『スランプ』という表現は好きではなくて、集中してやっていくしかない。自分で解決しないといけないし、ベストな形を見つけないといけないと思っている」

チームの勝利を最優先するウェストブルックは「スタッツで気にするのはターンオーバーくらい。スタッツだけを見ても、実際のプレーを表していないことだってあるから」と個人成績に関心を示していない。ただ、チームの戦績が伴っていないことでメディアやファン、識者から批判の対象になってしまっている。それでもウェストブルックは「何を言われても褒め言葉と受け止めている」と意に介していない。

「このリーグで成功を収めてきたからこそ、実績があるからこそ言われるのであって、だからこそ周囲は自分のプレーを気にかけている。僕は、何を言われてもポジティブなことと思って受け止めている。何を言われても自信をなくすことなんてない」