ポール・ジョージ

レナードの今シーズン復帰説も白紙に?

クリッパーズのポール・ジョージは右肘の内側側副靭帯を断裂し、昨年末から欠場が続いている。そのジョージがこのまま残り試合を欠場する可能性があると『Bleacher Report』が報じた。

ジョージは現地12月6日のトレイルブレイザーズ戦で肘を負傷し、その後5試合を欠場。20日のスパーズ戦で復帰し、2日後に行われたキングス戦にも出場したが「何度か接触があり、プレーに影響があった。このまま行けるかどうか分からなかった」と試合後にコメントしていた。そして、再検査した結果、靭帯断裂が判明した。

『Bleacher Report』によれば、クラブは3、4週間後に再検査をする予定と発表していたが、今シーズンはジョージが戻ってこない可能性を鑑みて過ごすという。

ジョージはここまで26試合に出場し、平均35.5分のプレータイムで24.7点、7.1リバウンド、5.5アシストを記録。3ポイントシュート成功率はルーキーイヤーの次に悪い32.3%と苦しんでいたが、アシストではキャリアハイの数字を残している。今シーズンのジョージはエースとして得点を取ることはもちろん、ハンドラーとして試合を作ることもオフボールで動いてシューターになることもあり、ディフェンスではエースキラーを担うなど『オールラウンダー』の一言では言い表せないほどの働きぶりを見せていた。カワイ・レナード不在の穴を一人で埋めていたジョージが全休となれば、プレーオフ進出は難しい作業となる。

また、そのレナードが今シーズン中に復帰できる可能性があるというニュースが先週に報じられたが、レナードを知る関係者は「彼のリハビリが予定より早く進んでいることは知っていたが、それに賭けることはしないだろう。カワイは常に長期的な視野で考えていて、もし彼らがプレーオフ進出圏内でなければ、彼が戻ってくる可能性は限りなくゼロに近いと思う」と語り、レナードの復帰説を懐疑的に見ているという。

ジョージ、そしてクラブがどんな判断を下すのか。今後の動向に注目が集まる。