ラジョン・ロンド

写真=Getty Images

「上位を狙うために必要なレベルに成長してくれる」

いよいよ今週から各チームのトレーニングキャンプがスタートする。なかでも注目されるチームは、レブロン・ジェームズが加入したレイカーズだ。

ヘッドコーチのルーク・ウォルトンは、キャンプ初日に若手とベテランに分かれての実戦練習を行うことを明言している。チーム内の競争を活性化させる狙いがあるのだろうが、レイカーズが5年ぶりのプレーオフ進出を果たすためには、『ヤング・レイカーズ』の成長は欠かせない。レブロンとともにチームにやって来たラジョン・ロンドも、若手に期待する一人だ。ウォルトンによれば、チームに合流後、ロンドは若い選手と一緒に過去の試合映像を見て、アドバイスを送っているという。そのロンドは、チーム公式ホームページに「僕たちは、レギュラーシーズン、それにプレーオフでも若手に頼る。彼らはチームにとって大きな存在になる」と語った。「若手への期待は大きいよ。成長してくれる。レブロン、自分、ランス(スティーブンソン)、マイク(ビーズリー)らベテランが、若い選手が成功するための方法を教える」

ロンドは、力を引き出すため、若い選手を猛烈にプッシュすることも示唆。「彼らの力を引き出すために追い込む。彼らなら、臨機応変にやれる。今のところ、僕にはそう見えているよ。自分が合流した8月上旬から、彼らは猛練習をしている。上位を狙うために必要なレベルに成長してくれると思う。それが楽しみなんだ」

『若手コア』と呼ばれるブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジョシュ・ハートは、オフを通じてレベルアップに取り組んでいる。イングラムはレブロンの新たな相棒として期待され、クーズマはレイカーズレジェンドのコービー・ブライアントに『弟子入り』した。ラスベガスでのサマーリーグに出場したハートは、6試合で平均24.2得点、5.2リバウンド、1.5スティール、フィールドゴール成功率47.1%の活躍を見せサマーリーグのMVPを受賞した他、オールNBAサマーリーグ・ファーストチームにも選出された。ボールはひざの手術を受けた影響でキャンプ初日の実戦練習には間に合わないものの、ロンドは同じポジションの彼の才能を称賛している。

司令塔ロンドが、『ヤング・レイカーズ』の才能を引き出せるかどうか。そして彼らがベテランの期待に応えられるかどうかにレイカーズの未来はかかっている。