「街の若者が道を踏み外さない」ために、カズンズがバスケットコートを地元に寄贈

2018/09/23
NBA&海外
3960

デマーカス・カズンズ

写真=Getty Images

「偉大な存在になりたいのなら、努力しないといけない」

オールスター選手のデマーカス・カズンズが、地元であるアラバマ州モービルに、バスケットボールコートを寄贈した。

このプロジェクトは、カズンズが1年前にモービル市に25万3000ドル(約2850万円)を寄付したところから始まり、マイケル・フィギュアズ・パークにカラフルなコートが建設された。市長のサンディ・スティンプソンは、オープン記念の式典で「1年前、我々は、モービル市で最大で、最高のバスケットボールコートを作りたいと話し合っていました。先ほど角を曲がって来た瞬間こそ、デマーカスがこのコートを初めて目の当たりにした瞬間で、彼は非常に喜んでいました。街のみなさんにも、喜んでもらいたい」と語った。

モービル市で育ったカズンズは、レフロア高校で頭角を現し、ケンタッキー大学に進学。大学では1年だけプレーして2010年のNBAドラフトにエントリーし、全体5位でキングスから指名され、NBA選手になる夢を叶えた。

市長によれば、4年前に公園に案内した時から、カズンズはバスケットボールコートの新設を考えていたという。「デマーカスにはビジョンがありました。街の若者が、道を踏み外さないようにするために、何かできないかを考えていたのです。彼からのチケットは、スポーツでした。だからこそ彼はバスケットボールコートを寄贈してくれたのです。ここに来れば、他所で社会に迷惑をかけることもなくなると考えたからです」

式典が執り行われた日の午前中、カズンズはバスケットボールキャンプを開催。午後には今年で3回目になるというパーティーを開き、地域住民、子供たちと交流した。

今年の1月下旬に左足アキレス腱を断裂したカズンズは、オフにウォリアーズと契約。リハビリは順調で、年明けには復帰できると見られている。キャンプに参加した子供との『Q&Aセッション』では、NBAのエリートビッグマンになるために必要だったことを聞かれ、こう答えた。

「大事なのは、エリートビッグマンになることではないんだ。どんなことだって構わない。自分がやっていることで偉大な存在になることが重要なんだ。何かの世界で偉大な存在になりたいのなら、努力しないといけない。だって、簡単に偉大な存在になれるのなら、みんなが偉大になれるからね」

人一倍の努力をして現在の地位を手にしたカズンズは、自らのパフォーマンスを通じ、努力する大切さを地元の子供たちに伝えようとしている。