ケビン・デュラントも絶賛「バスケファンとして、今後が楽しみ」
現地1月3日に行われたグリズリーズvsネッツの一戦は、5連勝のグリズリーズが試合開始から先手を取り、試合終了までリードを守り続けて118-104で勝利した。勝利の立役者となったのは、西カンファレンスの週間MVPにキャリアで初めて選ばれたばかりのジャ・モラント。36得点6リバウンド8アシストの大活躍でチームを引っ張った。
モラントは第3クォーターに会場中をどよめかすほどのワンハンドダンクを決めるなど、まさに圧巻のパフォーマンスだった。ブルックリンのネッツファンもモラントのプレーに心を打たれ、敵地でのMVPチャントで相手チームのエースを称えた。
この観客の反応にはモラントも感激し、試合後の会見で「信じられなかった」と語っている。
ネッツを率いるスティーブ・ナッシュも「完敗だ」と敗戦を受け入れ、さらにシーズンMVP受賞経験のあるケビン・デュラントも「バスケットボールファンとして、今後の彼が楽しみだ」とモラントを絶賛した。
「彼が完全に試合をコントロールしていた。今ではスコアラーとしても大きく成長している。速いペースでプレーして、熱量もすごかった。なにより僕たちの前であれだけのプレーをしたんだ。大学時代からずっと急ピッチでの成長を続けていてる。バスケットボールファンの一人として、今後の彼が楽しみだよ」
ケガから復帰した直後こそリズムに乗れない試合もあったが、モラントは完全復活した。キャリア初のオールスター選出が日増しに濃厚となっている中、彼はチームメートのデズモンド・ベインと切磋琢磨し合っていると会見で語った。
「年間最優秀飛躍選手賞(MIP賞)に誰を推すか聞かれたら、彼と答えるだろうね。リーグを代表するシューターの一人だよ」とコメントしたモラントは、ベインがオールスターサタデーイベントの一つ、3ポイントシュートコンテストに出場することを希望している。
「100%出てもらいたい。シュートゲームでいつもやられているから、違うチームの選手もやっつけてもらいたいね(笑)」