「試合開始直前までボールは触れていなかったけど、状態は悪くない」
健康安全プロトコルが明けたホークスのトレイ・ヤングが、現地12月27日にホームで行われたブルズ戦で復帰した。
ヤングは12月17日のナゲッツ戦以来となる出場だったが、39分プレーしてフィールドゴール23本中8本成功の29得点9アシストを記録。試合には118-130で敗れたとはいえ、東カンファレンス12位に低迷するチームにとって、エースの復帰は年明けからの反撃態勢を整える上で欠かせない。
復帰戦で約40分もプレーしたヤングは、待機期間中に自宅にあるトレッドミルで運動し、可能な限りコンディションを維持できるよう努力していたという。
「プレーできてすごくうれしい。疲れも心地良いよ。試合開始直前までボールは触れていなかったけど、状態は悪くない」と復帰戦について語ったヤングは、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た経緯を語った。
「検査を受ける数日前に家族と一緒に過ごした。周りの全員が陰性だったから、自分が陽性だった時はショックだった」
待機期間中もほぼ無症状だったというヤングは「体調も悪くないし、周りにも感染者がいない状態だったから、困惑したよ。僕はただプレーしたかった」ともコメントしている。
本来なら、現地12月25日にはマディソン・スクエア・ガーデンのコートに『ヒール』(悪役)として立ち、昨シーズンのプレーオフで因縁が生まれたニックスと対戦するはずだった。ファン、メディア、そしてNBAも注目していたビッグゲームに出場できなかったヤングは、クリスマスゲームでお披露目するはずだったシューズについて聞かれると「どの試合かはこれから決めるけれど、どこかのタイミングで履きたいと思っている」と答えた。
ホークスは次戦からロード6連戦という厳しい日程こなす。「試合をこなせばもっと良くなる」とも語ったヤングが早々に試合勘を取り戻し、チームを勝利に導いてもらいたい。