「できるだけ早くリズムを取り戻したくて、午前1時からジムで練習していた」
現地12月19日に行われたレイカーズvsブルズの一戦は、デマー・デローザンが復帰戦で38得点の大活躍を見せたブルズが115-110で勝利した。
ブルズは、NBAが定める健康安全プロトコルの影響により試合実施が可能な8選手を揃えられず、ピストンズ戦とラプターズ戦が開催延期に。シーズン再開のタイミングでデローザンも復帰可能になり、今シーズンの躍進を支えるベテランが復帰戦で大仕事をやってのけた。
12月4日のネッツ戦後に健康安全プロトコルにより出場できていなかったデローザンは、第4クォーターだけで18得点を記録して勝利に貢献した。隔離期間中は自宅で身体を動かしていたというデローザンは、チームの練習施設でのトレーニングが許されるといてもたってもいられず、「できるだけ早くリズムを取り戻したくて、午前1時からジムで練習していた」と語った。
「今は鳥のように自由だ」とも語ったデローザンは、健康安全プロトコルにより欠場中のザック・ラビーンについて「彼がいてくれると僕の仕事も楽になる。試合が終わって、彼に『早く戻ってこいよ』とメールしたくらいだ」とコメントすると、勝負どころでチームからオフェンスを任される役割についても次のように語った。
「大事な場面で信頼してもらえるのは光栄なこと。それが当たり前だなんて思ったことは一度もない。アドレナリンが出るような状況で、やれることをやろうと思っている。そういう場面でのプレーは唯一無二のもので、良い結果になっても悪い結果になっても受け入れないといけない」
ヘッドコーチのビリー・ドノバンも「試合にしばらく出られていなかったことを考えれば、今日の彼は素晴らしい」とデローザンを称えた。