ジュリアス・ランドル

開幕ダッシュに成功するも、22試合を終えて勝率5割へ落ちる

現地12月2日、ニックスはホームのマディソン・スクエア・ガーデンでブルズと対戦。試合序盤からニコラ・ブーチェビッチとザック・ラビーンに2桁得点を許して、19-37と第1クォーターでつまずいた。しかし、その後はジュリアス・ランドルを中心に得点を重ねていき、最終クォーターで一時逆転する粘りを見せたが一歩及ばず、115-119で敗れた。

今シーズンのニックスは開幕から5勝1敗と好スタートを見せたが、11月に入ってからは6勝10敗と負け越し、現在は11勝11敗の東カンファレンス10位に甘んじている。

この試合でブルズに敗れたことで、今シーズン初の勝率5割に転落 。それでもランドルは「2週間以内に東カンファレンスのトップに立つことができると思う」とチームの力を信じている。「僕たちはまずディフェンスを強化しないといけない。あとは、みんなが万全の状態になって、全力で戦えば大丈夫だ。まだ22試合が終わっただけだし、2週間以内に東カンファレンスのトップに躍り出ることができると思う。頑張り続けるしかない。ただ、みんなには危機感を持たなければいけないことを理解してほしい」

昨シーズンのランドルは、若いチームをリーダーとして引っ張り、シーズンで最も成長した選手に送られるMIP賞を受賞した。今シーズンはここまで平均19.4得点、10.1リバウンド、5.1アシストを記録しているが、昨シーズンほどのインパクトは残せていない。しかし、ここ2試合ではトリプル・ダブル級のパフォーマンスを見せるなど、調子を取り戻しつつある。

指揮官のトム・シボドーはローテーション変更を行い勝つ方法を探しているが、まずはランドルがここ2試合のようなプレーを続けることができれば、ニックスが復調する日も近いはずだ。